+++ 2013 4CC四大陸選手権 TAKAHASHI 高橋大輔選手 FS後 インタビュー mixed zone interviews +++ 140.15 8th overall 222.77 7th
* 今日の演技を終えて *
最悪ですね。本当に自分自身に対して情けない気持ちで一杯です。
(前の滑走者までの結果は) いや、あまりそこら辺を考えずに自分のベストの演技をして、という気持ちだったので。6分練習の最中でも調子は悪くなかったですし、いけるかな、と思ったんですけれど、そこからが うまくいかなかった、っていう…まあ、練習でもこんなにひどいのはすることがないので、「なぜ試合で」って気持ちがあるんですけど、どっかで「慢心」だったりとか、練習不足だったりとか…それが多分試合に出たと思うので、本当に 世界選手権でこのことを忘れずに練習したいと思います。まあ、こういった演技を二度としないように……「ま、挽回したいと思います。」
- 演技前の心境
昨日はああいう形だったので、今日もあまり考えずに自分の演技だったりとか、練習してきたことを出そうっていう気持ち、それだけを考えて挑んだので。後は6分練習もすごく調子が良かったので、本当に自分自身では「いける!」っていう感じで滑ってたんですけど…それがまったくもって出せなかった、っていう。
いや、ま、後から冷静に考えて、どうしてこうなったかを自分で見つめ直していきたいと思います。
まぁ…なんでこんな結果になったか…っていうのが本当に自分が自分で信じられない、ってところが。
四回転のミスはよしとしても、まあ、ショート、フリーとまたアクセル(転倒)だったり、今回ルッツもとか…もう何とも言えないです。
- うまくいかなかった原因
まあ、全体的にうまく噛み合わなかったということです。なんと言ったらいいか分らないですけどね。(苦笑) 全部が全部、最悪でしたね。
まあ、あの、「集中し切れてない部分」というのを自分自身で感じながら、試合の期間中はいたので、ま、そこら辺がやはりこうやって試合に出てきたのかなと感じます。
まあどこかに… 全日本選手権があったりお正月を挟んだりとかで、まあどこかに気の緩みだとか…「慢心」っていうんですかね、そういった部分があって、注意してなかったとは言えないと思うので、そこら辺がこういった形で出てきてしまったな、と。
(全日本後に)気がちょっと緩んでしまったっていう…やはりまあ、全日本までは3戦続いて、中国からすごく悪くて、自分のモチベーションがどんどん上がっていって、まあ、徐々に結果も出ていって、っていう感じで、すごくいい緊張感の中で過ごせたところが、(全日本後に)一瞬気が緩んでしまってそのままの流れで引きずってしまった、ってところがあったと思っていて。
そこら辺が「慢心」っていうか「気の緩み」っていうか。まあ、どっかで「大丈夫だろう」みたいなところがあったのかもしれないので、そこが…やっぱりその、弱いところだと。つい調子に乗ってしまうので、まぁ、「これで調子に乗んなよ」ってことだと思います。(笑)
ま、この期間というよりもその前の準備、っていうところで、詰め直してもう一回やっていくしかないなと思います。
- 全日本のフリーの演技内容を受けて、満足感があったのでしょうか?
まあ、「満足感」っていうか、そこをね、欲を持って目指してしまった部分があったので、純粋に自分の今できるすべてを出す、っていうところよりも、「欲」ってところがちょっとずつ出てきてたとは思うので… そうですね、そこら辺がこうブレていたというか、ま、持ってなかった、って感じになったと思います。
- 冒頭の四回転の失敗が後のジャンプにも影響したのでしょうか?
そうですね、そういったところは正直(ありました)。ま、特に四回転なんかはまだ大丈夫だったんですが、3Aで失敗したところから…こう、なかなか、こう乗り切れずにいってしまった部分があって、また2本目のアクセルを失敗して(転倒)っていう形で、もうなかなか、久しぶりに、抜け出せない感じで…まぁ、ちょっと…はい、悔しいです。
- 新SPに替えたことが調整の面で時間的なロスになったのでしょうか?
いや、それは特に。自分自身、このプログラムはすごく滑りやすいですし、前回のショートプログラムより、自分自身としてはやりやすいと思うので、そこでロスっていうことはなかったと感じます。本当に自分の気持ちの緩みだと思います。
* 今大会を踏まえて *
まあ、あの、(今後に)繋げないと駄目だと思いますし… ま、絶対、こんな演技を世界選手権でしたら…本当に…駄目なんで…そういう駄目なことがないように、普段の練習から100%以上の練習をしていくしかない。「もうあと時間がないので、やるだけだと思います。」
- 明日からどう取り組まれますか?
まあ、もう明日(10日)は滑らずに(笑)、ま、この試合は帰って…お陰様ですごく近くに暮らしてますし、休んで、リセットして、もう「一からスタート」っていう気持ちでやっていくしかないかな、と思います。
+++ Utako NAGAMITSU 長光歌子コーチ +++
* 今日の高橋選手の演技を終えて *
- フリー演技後に高橋選手にかけた言葉
まぁ、あの、「お疲れさま」と。
- 今朝の公式練習では調子が良い状態でしたが。
そうですね、公式練習まで調子が上がってきたという感じです。後はそれを本番に出し切るまでの練習に至っていないというところなんだと思います。
(不調の原因としては) ひとつはやっぱり大きな試合のための準備にまだなっていない、ということですね。
* 新SP"月光"について *
ショートはまだ2週間練習したかしないか、なのですけど、練習でうまく入る時は非常にいい感じでのびのび滑れているので、もう少し時間を掛ければきちっと出来上がって、いいものになるのではないかと思います。
- プログラム変更を決めた時期・経緯
全日本であまり点数が伸びなかったということもありますし、変えるとしたらこの時期しかなかったので、ま、一回やってみようかなということです。
* モロゾフコーチの加入がどう影響していますか? *
彼は私たち日本人と違う思考回路を持っていますし、そこは私たちにとってすごく勉強になります。彼(高橋選手)にとって必要な人で、彼(モロゾフコーチ)がまた戻ってきてくれたことは、オリンピックに向けて、必ず意味があると実感しています。
* 今大会を振り返って *
いつもの四大陸より1週間も早い開催で、ずっと試合が続いて緊張していたので、全日本の後 少し緩めてあげないといけなかったですし…まあ、緩めたのは良いのですけど、やっぱりちょっと準備が足らなかったかなぁ、という感じですね。ショートも新しくしましたし、そういう時間を費やしたことと、練習のリズムがそこで少し狂ってしまったということもあります。まあ、世界選手権に向けて本人にいい喝が入ったんじゃないかと思います。
本当に「このぐらいの準備ではこういう風になってしまうんだ」ということが、本人は身に染みて感じたと思うので、世界選手権に向けてきちっとベストな状態で行けるように、こちらもちゃんとアシストしようと思います。
+++ Quick Quotes in English +++
Daisuke regretted, confessed that he hadn't been prepared for this 4CC, as his coach Utako mentioned "new SP took more times and efforts from him," - that Daisuke never excused.
He maintained again: feels so nice with "Moonlight Sonata", which they decided to change after All-Japan Nationals, "in SP his score wasn't so highly," noted Utako.
"Nikolai's help meant a lot to us, he has such different mindset from Japanese. Daisuke needs him for Sochi Olympics," she explained about this season.
Daisuke: Get started from the 1st step to the Worlds! (="get started from zero" in English) Anyway, just do it.
Utako: This 4CC will work for him to redeem himself at Worlds.
☞ 2013 4CC in Osaka, JAPAN 四大陸選手権 イベントリポート Event Reports
☞ 高橋大輔選手/長光歌子コーチのインタビューアーカイブ Pigeon Post Events & Interviews Archive
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