+++ 2013 4CC四大陸選手権 HANYU 羽生結弦選手 FS後/メダリスト会見 インタビュー mixed zone/press conference interviews +++ 158.73 3nd overall 246.38 2nd

* 今日の演技を終えて *

今日は結構 清々しい気持ちで終えられました。まぁ!明日(10日)も休みですし、もうやり切りました。ハイ!

もう目に見えてジャンプはすごく安定してなかったなと思いますね。やはり全部…決まったジャンプも決まらなかったジャンプもすべて、ちょっと感覚がずれてたかな、という風に思うんで、それは今までの自信がちょっと崩れたのと、またその崩れたことによって次の大会に向けてしっかりと調整できるんじゃないかなと思います。

- 昨日から「調子は良かった」ということでしたが。

イヤ〜、もう、調子は良かったんで、もうー、調子が良かったゆえにこういう演技が悔しいというか、まぁしょうがないかな(苦笑)、という気持ちも若干あるんですけども、でもこれが世界選手権でなくてほんとによかったなと思います。ブライアンも、「僕達が合わせてるのは世界選手権だから」と言われてたので、しっかりとこの課題を修正しながら、次の大会に向けて反省点をなくしたいと思います。

- 後半のミスについて(3A-3Tが3A-2Tに・3Lzが1Lzに)

やっぱりサルコウが抜けてしまってそこからちょっと集中が切れたかな、というのと、あとはやっぱり、プレッシャーとかで、なぜか試合になると集中が切れ始めちゃう、というのがあるので、それはしっかりと考えながら反省しなきゃなと思います。

今回はほんとに、ほとんどfocus(集中)をサルコウに置いてたので、後半のミスについては、そこまで自分の中で追いつめてない、っていう…結構、あっけらかん。とした感覚なんですけれども。逆にfocusしてたサルコウを外してしまった、という点では、やっぱりちょっと悔しいかな、と。

(ミスをしたジャンプは)練習し切れているからこそ、あまりミスをしたことについて責めてない。もうほんとに、他の大会では結構決まってますし、自信も結構ついてきてるほうだと思うので、そういう中でちょっとサルコウのミスが響いてしまったかな、って思います。

* 今大会において「集中した」四回転サルコウ *

- 今日の失敗(二回転)について

もう、苦笑いでしかなかったです。(苦笑) 飛んでる最中に、「あー、やっちゃったー」ってなってましたので。

とにかく、今回の試合前も、公式練習までは そこまですごく調子良くて、ま、サルコウもバンバン決めてたので、その感覚はしっかりと忘れないように。これをしっかりと試合でも出来るように、そういう練習を心がけつつ、世界選手権に向けてがんばりたいと思います。

- 失敗の原因

まぁ、やっぱり「緊張」はありますね、どうしても。(苦笑) 緊張によっていろんなことを考えてしまったり、体が硬くなってしまうので、そういう中でもしっかりと成立するジャンプを目指したいと思います。

試合ってやっぱり難しいな、と思います。(笑) …やっぱり、ねぇ、どんなスポーツもそうだと思うんですけれども、「プレッシャー」っていうのは絶対あると思いますし、この競技独特の「一人で滑る」、その環境の中で、ちょっと距離感覚だったり視野だったり、そういうものが散漫になってしまう、そういうことがあるので。

- 「トゥループとセットで練習した*」練習について

今まで単発では結構飛べていたんですけれども、曲で入ってなかったので、とにかく三回転トゥループなり四回転トゥループをやってそこから、四回転サルコウをやる、というような練習をちょっとしました。

公式練習のほうでは決まりましたし、手応えはあったけど、試合で飛べなかったんで…しょうがないです。また、練習します。

四回転トゥループに関してはほとんどもう、自信がある、と。今シーズンほとんど失敗してないですし、フリーは絶対にトゥは決めていますけれども、トゥループに関しては昨年からやってる、っていうのが大きいですね。「あとはサルコウです。なんとかします!」

*6日 日本人男子会見

* 世界選手権に向けて *

とにかくジャンプの確率を上げなきゃだめですね、ほんとに。

それと、あとはやっぱり、まだまだ集中力が途中で切れちゃうんで、そういうこともないように、プレッシャーのかかった状態でも最後までスタミナが持つ、そういうような練習をちょっとやっていきたいなぁと思います。

帰ったら試合を想定するような練習をすると思うんで、なんか「リハーサル」みたいな。そういう中でしっかりと集中力を切らさないようにやる、または「朝」だったり、自分にとってマイナスな不安要素がある中でフリーのrun-through(曲かけの通し練習)をすることも視野に入れていきたいなと思います。

(以下 男子メダリスト会見)

* 今大会を振り返って *

まず、今日は悔しい思いでいっぱいです…ですけれども、やった後にすごく清々しい気分になりましたし、また自分自身も今終わってすごくほっとしているような心境です。

演技についてはほんと「悔しい」しかないですけれども、でも実際自分の自信はなくしてないですし、まだまだやっていけるなぁ、というような感覚・手応えはあるので。今シーズン、サルコウはまだほとんど決まってないですけれども、公式練習では決まりましたし、大分感覚は掴めているんじゃないかな、と思って、この四大陸は結構充実したものになったと思います。

四回転トゥループと四回転サルコウを一緒に練習すること、まずはそこが大事かなぁ、という風に思ったのと、あとは後半のほうで今回ミスが出てしまいましたけれども、あまり気にせずに、最初の流れだったりステップだったり、そういうものをしっかりと詰めて練習していきたいなぁという風に思います。

世界選手権に向けてすごい大事な試合だったと思いますし、また、結果も次につながる大事なものだったのかな、と思いますが、まず2位という結果で、その結果自体は良いと思ってます。自分自身、ケヴィン(レイノルズ)選手の演技を見ててすごいなという風に思いますし、または練習方法なんかも聞けたらいいなぁ(笑)、なんて勝手に思ったりしました。レイノルズ選手: (笑)

…結果は良いとしても、今回本当にサルコウに集中してやろうと思ってたんで、まずそれが抜けてしまったこと、または後半のジャンプのミスが続いてしまったこと、それが今回の四大陸で課題として得たものだと思っているので、それをしっかりと活かしながら世界選手権に向けてやる—そう四大陸選手権をやる上で考えていたことなので、まぁ内容は許容範囲かなぁ、という風に思ってます。

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