translation, text: AIKO SHIMAZU 島津愛子
March 28 - April 3, 2016
村元哉中/クリス・リード組(日本)
総合15位
147.90|SD 59.00 16位|FD 88.90 14位
【J SPORTS 放送より】
村元:シーズンの締めくくりとして「この4分間を思い切って楽しく滑ろう」と、演技前は2人で話していました。最後まですごく楽しく滑れたのでガッツポーズが出たんじゃないかなと思います(笑) 結成して1年も経っていないんですけど、良い評価を頂いているので、来季への自信になります。今大会で、もっともっと上を目指せるということが分かったので、良かったなと思います。
リード:(英語で)表現面において、うまく出来たと思います。来季はユニゾンを(日本語で)もう少し練習します。(英語で)『哉中&クリス』らしさを毎年見せていくことが必要だと思います。(日本語で)僕達だけではなくて、今の日本の⋯
村元:日本のアイスダンスを代表して表現していきたいです(笑顔で頷くリード選手)。
哉中&クリス:ありがとうございました。
リード:(英語で)これが僕の初めてのワールド(世界選手権)ではないのですが、初参戦の気持ちでここに来ました。哉中と力を合わせてシーズンベストを出せてうれしいです。熱心な応援もありがたかったです。来季はさらに上に行きたいです。
カヴィタ・ローレンツ/パナギオティス・ポリゾアキス組(ドイツ)
総合17位
138.66|SD 54.80 18位|FD 83.86 17位
ローレンツ:演技は大変良かったです。大きな会場で大観衆の前での演技は、とても緊張しました。全てが初めてのことです⋯。シュピルバンドコーチの下で強豪チームと共に練習することが、励みになり勉強にもなっています。
ポリゾアキス:最後のリフトで失敗しました。レベルは取れましたが、出来栄え点と時間超過で失点しました。来季はもう来週から始まります!リフトに見応えを出せるよう、体を作ります。
アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン組(ロシア)
総合11位
163.30|SD 63.84 11位|FD 99.46 11位
ステパノワ:ショートで失敗したので、昨日はちょっとがっかりしました。自信も少し失いかけましたが、今日は練習通りにしようと努めました。感情も込め技術も見せられました。フリーでこんなに落ち着いて滑れたのは初めてです。私達のスケーティングにはまだ伸びしろがあります。
ブキン:作品として魅せられるように努めました。今日は本番の緊張感に打ち克って、今季最高の演技になったと思うのでうれしいです。ノーミスで完璧でした。
イザベラ・トビアス/イリア・トカチェンコ組(イスラエル)
総合12位
154.41|SD 60.97 13位|FD 93.44 12位
トビアス:ショート・フリー両方でノーミスを目標にしてきたので、達成出来てうれしいです。今季は7月から試合に出ていたので、とても長かったです。今大会は締めのデザートになりました(笑) 欧州選手権後、フリーの中盤を変えました。前のものですと、息つく暇もないステップでした。
私達は主には、ハッピーに楽しむことを目標にしています。そうでないと物事を続けるのは難しいですし、やる価値はないです。行いに幸福や楽しみが生まれることで、自分自身に誇りも感じられるようになります。
トカチェンコ:結成以来初のワールドに大変満足しています。好演技になり、皆さんの応援も素晴らしかったです。
(イスラエルチームの躍進について)
トカチェンコ:今イスラエルのスケート界は、五輪団体戦出場を目指して頑張っています。各カテゴリーで日々強化されています。
トビアス:イスラエルは夏季五輪には強いのですが、冬季はそうでもないので、イスラエルのアスリートが五輪で夏季も冬季も活躍するようになれば素晴らしいです。
シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ組(イタリア)
総合10位
167.91|SD 65.96 10位|FD 101.95 9位
ギニャール:国際試合の大一番でオールレベル4は初めてのことです!すごくうれしいです!
ファブリ:完璧ではないですが、大きなミスなく滑り切りました。今季初めてフリーで100点を超えました。ワールドでの高得点は思いがけないことですし、トップ10も初めてです!この大一番の最高峰の試合で僕らはトップ10です!このフリーは2年前から構想していました。でも当時、僕らのスケートは、このような深みのある音楽性にはまだ満たないと思っていました。今季もう一度やろうとコーチ達と話し合って、今なら滑れると思いました。それが滑りこなせて、うれしいです。
アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ組(イタリア)
総合4位
182.72|SD 70.65 6位|FD 112.07 4位
ラノッテ:最高です!めっちゃうれしいです!ショート後はひどくがっかりしていました。気を持ち直し、試合ではなくショーのつもりでフリーに臨み、自分達のてっぺんを出そうと努めました。ショート6位というのは、アイスダンスでは「もうこれ以上失うものはない」状態なんです。
(フリーの自己ベストを5点も更新しましたね)最高ですね!度肝は抜かれてました(笑) 得点を見た瞬間、「ありえない」と、採点ミスかと思いました(笑)
カッペリーニ:今大会はモチベーションが高まる試合でした。今大会の収穫はまず、このフリーの演技と得点です。この得点はまさに私達が求めていたもので(ラノッテ:「⋯」)、好評価を下さったジャッジの皆さんに感謝致します。そして今年も総合4位に入ったことですね。表彰台がすぐそこなので、またあそこに戻ろう(2014年優勝)、頑張ろうっていう気になります。
ラノッテ:⋯そうだ!(拳を握りカメラ目線で)これからもやってやるぞ!好演技になってうれしいんですけど、やっぱり表彰台を逃したのは残念ですね。
カッペリーニ:すぐそこだったのにね!
ラノッテ:もうちょっとでした!皆表彰台を目指していますし、2014年は頂点に立ちましたので、
カッペリーニ:戻りたいですよね(笑)
ラノッテ:そう、だから、
カッペリーニ:練習を頑張ります。
ラノッテ:そう⋯次は戻ってみせます!
ペニー・クームス/ニコラス・バックランド組(イギリス)
総合7位
173.17|SD 68.23 8位|FD 104.94 7位
クームス:昨季の病気明けで、序盤は得点も出ず大変なシーズンになりましたが、復活しました(笑) コーチや練習環境が変わり、最初は寂しかったですけれども、今は楽しめています。マディとエヴァン(チョック/ベイツ組)のようなトップ選手と練習することでやる気が出ますし、それが復帰後の安定感や好結果にも繋がったと思います。リフトは、YouTubeでクラシックバレエや陸のダンスの動画を見て研究しています。リフトのスペシャリストと振付師の方とも相談し、フィギュアスケート用に最適化しています。
バックランド:2シーズンやってきたフリーの最後にベストの演技が出来てよかったです。今季を振り返ると、シーズン序盤から試合やプログラムに慣れていき、最後の今大会で自己ベストの演技を2つ揃えました。こんなにうれしいことはありません。
(これからの予定は)
クームス:いくつか選曲もしていますが、今は帰郷して家族に会いたいです。長い間会っていません⋯すぐ帰りたいです!
バックランド:新プログラムの構想もありますし、新しいリフトも思いついています。新しいアイディアをお見せするのを楽しみにしています。
クームス:睡眠も(笑) 今すぐ眠りたいです!
バックランド:だね(笑)
ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ組(ロシア)
総合9位
168.97|SD 67.68 9位|FD 101.29 10位
カツァラポフ:練習以上のことをしようとしていました。今日は全てを出し切れてはいませんが、頑張りました。欧州選手権よりは良かったです。ダイアゴナルステップでレベル4も取りました。全体的には成長したと思っていますし、これからも向上していきます。試合ごとに良くはなってきているので、今季は良いシーズンだったと思います。僕らの目標は、皆さんの記憶に残る演技をすることです。
(ロシア一番手としての出場は)責任重大ですが、その責任をこれから背負っていけると思っています。ロシアアイスダンスを引っ張っていけるようになりたいです。国内の競争も激しいですし、皆気合が入っているので僕らも頑張ります。
シニツィナ:いくつか、エレメンツで細かいミスが出ました。試合の大小に関わらず、全ての試合が経験だと思っています。
マディソン・ハベル/ザカリー・ダナヒュー組(アメリカ)
総合6位
176.81|SD 68.44 7位|FD 108.37 6位
ハベル:ショートでは技術面で取りこぼしがあり、フリーは集中して練習通りベストを出そうと臨みました。フリー「108」点(自己ベスト)というのは、大きなステップです。競技人生最高の感動です。今季は、練習拠点のカナダからアメリカに戻って今大会を迎えたのが良かったと思います。皆さんの応援が素晴らしくて(ダナヒュー:熱狂的でした)、もちろん私達がアメリカ代表ということもありますが、スタンディングオベーションをショートとフリーで頂けたことは、大きな意味があります。皆さんを私達の世界に引き込めたということなので。
(今後に向けて)
ダナヒュー:来季も今季の方向性、作品性重視で頑張ります。リフトやステップ等のエレメンツ、技術面芸術面でも刷新していきます。来季のパターンダンスは楽しいものになります。
ハベル:今アメリカアイスダンスは強豪揃いです。ただ、「Reach for the moon, Even if you miss you’ll land among the stars(月に向かえば、落っこちてもどこかの星に降りられる).」という名言もあります。ですから私達も、全米の頂点を目指して日々精進します。結果はどうなろうとも(ハベル選手の髪を直してあげるダナヒュー選手)、その挑戦の先に世界の頂点も見えて来るかもしれません。
パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ組(カナダ)
総合8位
173.07|SD 70.70 5位|FD 102.37 8位
ギルス:今大会でやるべきことは出来たと思います。強烈でおもしろいプログラムをやり切りました。毎年私達は他にはない"変わってる"感を出そうと頑張ってきて、今日はやってやったと思います!
シーズンが終わって、ほっとした感じです。今季はすごく頑張ってきて、少し浮き沈みもあり、気合が入ったり入らなかったり、精神的に厳しかったです。でもここでシーズンも終わるので、一息ついて来季に向かえます。
私達はピョンチャン五輪での表彰台を目標にしています。届かない感じもしますが、でも残り2シーズンあれば可能だと思います。これからも自分達のスタイルを持って成長し続けます。ここまでの歩みは素晴らしいものです。もし目標に届かなくても、まだ私達は若いので、未来を楽しみにしています。
ポワリエ:四大陸での失敗もあり、若干気負い過ぎていたかもしれませんが、全体的には良かったです。疲れに打ち克ち、最後までノーミスで力を出し切りました。順位は狙ったものではなかったですが、でも自己ベストを2つ揃えましたし、昨年よりも総合で8点も上げたのはピョンチャン五輪にも繋がるステップです。来季もおもしろいものを準備していますので、始動が楽しみです。
パイパーと僕は、互いに引き立て合っています。どちらも主役で、まったく違う2人のスケーターです。このフリー『サウダージ』ではその特徴を反映しています。2つの個性が溶け合うことで、新たな美を生み出します。彼女はよく僕にお芝居のことを教えてくれます。それから、いつも僕に対して嘘がないです。これからも切磋琢磨していきます。そうやって僕らは成長し、経験を重ねてきました。⋯そういった珍道中になっています(笑)
ケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ組(カナダ)
総合5位
182.01|SD 71.83 4位|FD 110.18 5位
ポジェ:僕の演技については、もっとやれたと思います。チームとしては、絆を強めて戦い抜きました。僕がつまらないミスをしてしまいました。でも最後まで2人が結束して戦えたことはうれしいです。失うものは何もない、という気持ちで臨みました。演技を楽しもう、自分達のために、ここまで支えて下さった方々のために滑ろう、ただそれだけでした。
ウィーバー:ここまでよく頑張ってきて、それがいつもは結果にも繋がってきたんです。でも今日は自己ベストも出ましたし、「がっかり」なんて言えやしない出来ですよ!努力のほどは滲み出ていると思います。ただ、私達は自分達の力量も分かっていますし、今日はもっとこうなるはずだったということも分かっています。今大会について取り上げるべきことは、私達はまだ全盛期を過ぎていないということです。まだまだ上昇し続けています。今回はちょっとした谷間で、私達にはこれからもっとすごい山場が来るんです!
(今季を振り返って)
ポジェ:今季は良いシーズンになったと思います。人間的にもスケーターとしても成長しました。2人で苦楽を共にし、チームとしても成長しています。この経験を糧に、これからもっと高みに行けると思います。
(テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア組の復帰について)
ウィーバー:気持ちとしては、強いライバルがいてくれたほうがありがたいです。最強になりたいし、最強と戦いたいです。熾烈になっても、私達は戦いに燃えます。自分達のやるべきことを頑張り続けます。
マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組(アメリカ)
総合3位
185.77|SD 72.46 3位|FD 113.31 3位
チョック:ワールドでこの自己ベストのフリーが出来て最高です。今季もまだ私達にとっては成長段階です。今季はかつてないほど、たくさんのことを乗り越えてきました。チームとして本当に強くなったと思います。
ベイツ:アメリカの皆さんの前でこの演技が出来て素晴らしかったです。皆さんの応援で、さらに感情の込もったプログラムになりました。今季最高の演技になりました。昨年は初めてメダル候補としてワールドに臨み、勝手が分かっておらず、フリーは良くなかったです。今年のフリーはベスト演技になりました。「昨年は銀メダルだったから」ということではなく、今大会にはメダルの期待を込めて臨みました。昨季から今季にかけて大きく成長してきましたし、まだ伸びしろもあります。今年は結成5周年の記念すべきシーズンだったんです。この5年間で、ワールドのメダル2つ、全米制覇、五輪出場、と頑張ってきました。でもアイスダンスのチームとしてはまだまだ新米のほうです。これからもっと上達していきたいです。
【会見より】
——テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア組の復帰について
チョック:お二方が競技を続けて下さって、とてもうれしいです。美しいスケーターのお二方と長年共に練習するのは、よろこびでした。ただ、マイア(シブタニ選手)も言う通り(※後述)私達自身の道のりに専心しなければと思います。お二方について行けるのは素晴らしいですし、試合でまたたくさん演技を観られるので最高です。
——フリー『ピアノ協奏曲第2番(ラフマニノフ)』はアイスダンスでは難曲とされているが
ベイツ:先月ようやく滑りこなせるようになりました(笑) 選曲はイゴール(シュピルバンドコーチ)で、提案があった時は「(え⋯)」とちょっと戸惑いましたが、まあいいやと、「イイネ!(チョック:気に入りました)」みたいな感じでした(笑) しばらくして、「なぜこの曲がアイスダンスではなかなか選ばれないのか」、その理由を知ることとなりました。ハードルが高いんです!曲の盛り上がりがエスカレートしていき、強靭な終曲を迎えます。スタミナを要し、力強く滑り切るのに苦労しました。また、演目自体に思ったような反響もなく、シーズン前半は手直しを繰り返してきました。今日は今季最高のものが出せました。
ガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン組(フランス)
総合1位
194.46|SD 76.29 1位|FD 118.17 1位
パパダキス:こんな高得点はまったく予想していませんでした。今日は持てる力を全て出し切りました。演技後、我に返るのにしばらくかかりました。まだ、出来については信じられません。ひとまず今はよろこんでこの瞬間を楽しみたいです。来季に向けては、限界をさらに引き上げていくしかないと思います。
(膝の怪我は)ギヨームのエッジが当たって、6針縫っています。不慮の事故ですし、特に心配はありません。3日後には練習に復帰しました。
シゼロン:言葉にならないです。プレッシャーはそこまで感じていませんでした。ショート後は、残りあと半分だなと思っていました。今日は気力もみなぎっていて、濃密なプログラムの中終始好調でした。全身に神経を行き届かせ、最初から最後までノーミスでした。感動しています。皆さんの応援が素晴らしかったです。他のチームの皆さんも素晴らしい演技で、共に祝いたいです。皆さんと戦えて本当に光栄でした。
【会見より】
——テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア組の復帰について
パパダキス:お二方のことは、小さい頃から尊敬していました。そんな方々と同じ試合で練習し戦えることは光栄です。すごくうれしいです。私達にとって、またひとつの挑戦になると思います。
マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ組(アメリカ)
総合2位
188.43|SD 74.70 2位|FD 113.73 2位
マイア:信じられないです。今季ずっと頑張ってきて、最後にこの母国開催のワールドでノーミスを揃えて、感動しています。光栄です。本当にうれしいです。今季はもう信じられないぐらい、最高のシーズンでした。この2つの演技をアメリカの皆さんにお見せしようと、一生懸命に努めてきました。皆さんの応援は、ひとつひとつのステップにまで心が注がれていました。アレックスを信じ切って演技していました。完璧なシーズン締めくくりになり、これ以上なく幸せです。この2つの演技が私達のベスト演技になりました(自己ベストもショート・フリー両方で更新)。
私達はピョンチャン五輪を大きな目標にしています。ソチ五輪にも出場しましたが、チームとしてさらに成長していきたいです。
アレックス:僕の「ボストンスポーツ名場面」が増えました(笑) 名場面集には野球とアイスホッケーとバスケットボールしか入ってなかったんですけど(笑) とてつもないことをしました!生涯忘れません。
アイスダンスが空前の戦国時代になっている中、今年は昨年よりも良い結果を残しました。研鑽の成果だと思います。演目に爆発力がありましたし、スケーティングもまた一段上がった感じがします。今季は巨大なきっかけを掴み、より一層の自信が持てました。ファンの皆さんの応援に感謝致します。これからもコーチや互いを信じて頑張ります。
【会見より】
——2011年世界選手権銅メダルから5年後の今大会の表彰台は
マイア:大きな自信になります。ソチ五輪には出場しましたが、苦難もあったので。まだ伸びしろもありますし、もっといろいろなことを見せられると思います。練習を積み重ねて周りの方々に支えられながら、試練の道のりを無事に過ごしてきて、今日、至福の時を迎えています。
アレックス:僕らの競技人生は独特です。シニアデビューで表彰台、それはもう感動しました。そこから今日までこんなに間を置くとは思わなかったですけど(笑)、着実に進化してきた結果だと思います。やれることは全てやり抜いてきた、その努力が実を結びました。
——テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイア組の復帰について
マイア:私達自身の道のりに専心して、成長していきたいです。それしか術はありません。今季の勢いをそのままに、来季に向けて頑張ります。
——兄妹チームの利点は
アレックス:全てのチームに、それぞれの事情と特性があります。僕らの場合は、パートナー歴は12年で21年の付き合いになります。共に成長してきて、一歩一歩、互いを信じて進んできました。今日のこの感動は、家族とファンの方々と共に分かち合いたいです。今日の皆さんの応援は凄まじかったです。
——フィギュアスケートの多様性について
アレックス:フィギュアスケートに幅が生まれるのは、いいことだと思います。特にフィギュアスケートはそもそも、アーティストリー(芸術性)とアスレティシズム(スポーツ性)の融合なので。いろいろな観点から楽しめたら、もっと競技がおもしろくなります。楽しみの引き出しが増えます。僕らはこれからもその引き出しを増やしていけると思っています。振付にはさらに注力していきますし、僕ら自身が創造の主体になっています。マイアと僕には、氷上で伝えたいことが明白にあるんです。
☞ Result, Judges Scores 結果・採点表
☞ 2016 World Championships Quotes コメント集