Backstage with Japan Skates @ 2011 "All-Japan" Nationals 全日本選手権|MEN 男子 TAKAHASHI/TRAN 高橋/トラン組
special thanks to: JAPAN SPORTS for their splendid photos (as always)
text by AIKO SHIMAZU 島津愛子
December 22-26 in Osaka, 2011

Akiko SUZUKI 鈴木明子, Mao ASADA 浅田真央, Kanako MURAKAMI 村上佳菜子, Narumi TAKAHASHI 高橋成美, Yuzuru HANYU 羽生結弦, Daisuke TAKAHASHI 高橋大輔, Takahiko KOZUKA 小塚崇彦, Mervin TRAN マーヴィン・トラン


☞ LADIES 女子


((Interviews: Daisuke TAKAHASHI 高橋大輔選手, Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手, Yuzuru HANYU 羽生結弦選手, Tatsuki MACHIDA 町田樹選手, Takahito MURA 無良崇人選手, Daisuke MURAKAMI 村上大介選手, Keiji TANAKA 田中刑事選手, Kento NAKAMURA 中村健人選手, Shoma UNO 宇野昌磨選手, Ryuju HINO 日野龍樹選手, Ryuichi KIHARA 木原龍一選手, Akio SASAKI 佐々木彰生選手, Sei KAWAHARA 川原星選手, Takuya KONDOH 近藤琢哉選手 & Narumi TAKAHASHI/Mervin TRAN 高橋成美/マーヴィン・トラン組))


Daisuke TAKAHASHI 高橋大輔選手

1st 四大陸選手権・世界選手権代表 254.60

22日(木曜日)非公式練習後

——GPFからの調整について
期間が短かったのですが、落ちずに、調子を保って来れているんじゃないかな、と感じています。体調としては、時差もないですし、GPFよりもいい感じで入って来れている、と思っています。

——なみはやドームの氷について
整氷前だったのでなんとも言えませんが、自分の体の感じと滑りでは、いい相性じゃないかな、と思います。また試合で演技をするにつれて、集中力が増すので、さらに合ってくるんじゃないかな、と。

——四回転について
練習で、確率も上がっていますが⋯ トゥループに関しては、あまり信用出来ないので(笑) 徐々に、ですけど、感じとしては、調子は上がってきているんじゃないかな、と思います。⋯と言うか、思いたいです(笑) ショートでは、入れない方向で行こうかな、と。でも、両方練習して来ているので、明日の練習と6分間練習の感じを見て決めていきたいです。どちらかと言うと、フリーに入れることに気持ちを持っていきたいな、と。(フリップですか?:) 種類は分かりませんが、感じを見て決めます。

——アクセル後に体勢を崩されていましたが?
体の反応がいいのか、右足のふくらはぎがつりそうになっちゃって(笑) まったく問題はないです。調子が良い時はよくあるんです!筋肉が反応し過ぎてしまって(笑) 大丈夫です!

——現時点での、世界の中でのポジション
滑り自体は、自分でも良くなっている、という感覚はありますが、GPFでも、四回転をバンバン決めている選手がほとんどだったので(笑) その点、自分はまだまだ弱いな、と。対等に勝負出来るところには立っていないな、と思います。そこが課題です。四回転以外は、確率も上がって、大分自信もついてきています。スピンステップスケーティングも昨季に比べて上がっているので、これをコツコツ続けていけば、良くなってくるんじゃないかな、と。あとはもうほんとに、ジャンプだけかな、って。

——プログラムの仕上がりについて
昨季から比べると、かなり「上出来」な。でもやっぱりまだまだ⋯ 自分がどういうものを望んでいるか、というのにもよるのですが、僕自身は、まだまだ余地があるんじゃないかな、と思っています。今回も、また課題は見つかると思うので。そういったところをちゃんと、次につなげていきたいな、と。


SP"In the Garden of Souls"

1st (96.05 TES50.70 PCS45.35)
{4T-3T +1.60, 3A +2.60, FSSp4 +1.00, 3Lz +1.40, CCSp2 +0.60, SlSt3 +1.50, CCoSp4 +1.00}

Daisuke TAKAHASHI 高橋大輔 © Japan Sports

演技自体は、NHK杯のほうがよかったと思うんですけど、本当に、何年か振りにショートで四回転を決めることが出来たので。⋯それだけの(笑) ことなんですけど。(自己評価としては?:) 80点くらいですね。4T-3Tはよかったんですけど、それ以外の部分が、もっと出来ると思うので。ステップスケーティングで、ふらついたりしたので。全体的に危ういというか⋯ 今シーズンの中では、よくないほうだったんじゃないかな、と思います。演技で、自分の感情をお客さんのほうに伝えることが出来なかったな、と思います。(それは、四回転を構成に入れたから、なのでしょうか?:) 自分でも分かりませんが、久々に四回転を成功させたものですから、その後の緊張感に対応できなかったかな、と思います。(長光コーチには演技後どんな声をかけられましたか?:) 「よくやった!」って(笑) それだけです。

-「NHK杯よりも点数が出ていましたが?」という質問に
(苦笑) ⋯まぁ、全日本なので(笑) なんとも言えませんが、自分がそこまで良くなかったかもしれないけど、悪くはなかったので。その評価はすごくありがたかったです。

——4T-3Tについて
今日の朝の練習で、コンディションがすごく良かったことと、ここで、「守る」のではなく⋯ 「こういう時こそ、攻めたほうがいいかな!」と。会場に入って、他の選手と一緒に公式練習をやって、自分の中で芽生えた気持ちです。「失敗してもいいから、挑戦してやろう!」と。6分間練習の後に腹を決めました。6分間練習では、不安要素もあったのですが⋯ でも、そこを、これから越えていかないといけないので。今日挑戦することが出来て、本当によかったです。6分間練習では、非常に多くの皆さんが応援して下さっていたので、それがパワーにつながりました。4T-3Tを飛ぶ前は、「思い切りやる!」っていうことだけ考えていて、飛んだ後は、逆に緊張してしまいましたね。アクセルの前でかなり⋯ 緊張感があって、動きが悪かったです。アクセルも、「⋯あぶなかったな!」と。それを降りたら、落ち着いてやれました。(4T-3Tは、いつ頃から決まっていたのでしょうか?:) いえ、今日の朝、初めて(笑) 出来ちゃったので。(皆さんすごく驚いていると思いますが?:) 自分自身もすごく驚いています。体がよく動くようになったことと、出来ても出来なくても理想の形を変えずに練習して来たので、それが今表れていると思います。先シーズンまでは、スケーティング自体で神経を使ってしまっていたのですが、(今夏のスケーティングの練習によって)今季はそれが軽減されて、四回転に集中出来ている部分もあると思います。⋯降りてしまえば、「簡単だな!」と。そこが、なかなか出来ないんですけど(笑) これがコンスタントに出来ていけばいいな、と。この経験を、今後に活かせるかどうかですね。(6分間練習では、失敗していましたが?:) 今朝の公式練習を終わって、「フリーに備えてやらないでおこうかな」という思いもあったのですが、「彼(羽生選手)」がGPFでもやっていましたし⋯ こういった緊張の中で四回転をやっていくことが、自分の経験になるのかもしれない、と。6分間練習で失敗しても、自分の中では「やる!」と決めていました。「彼」が四回転を決めれば、彼が優勝するんじゃないか、という流れにもなっていましたので。ちょっと、負けず嫌いが(笑)⋯ 出てしまったという感もあります(笑) (その「彼」というのは?:) 御想像におまかせします(笑) ⋯まぁ、「彼」以外にも、公式練習でやっていた選手もいましたし。これは、今シーズンずっと感じていたことなのですが、「四回転を決めていかないと、今後残っていくことは難しい」と。⋯今日出来たからと言って、明日出来るかどうかも分からないのですが。自分でも、四回転に対しては、半分以上自信を持って⋯いないんで!でも、このひとつひとつの積み重ねが、自信になっていくので。⋯あまりめげずに(笑) やっていきたいな、と思います。(四回転の感覚は、怪我をする前の時点に戻っていますか?:) すごく、気持ちの面でも動きの面でも、四回転に対して構えた部分がなくなってきたので、戻っていっている、と感じています。(四回転成功の決め手は?:) やっぱり、タイミングがすべてですね。どんなモーションになっても成功させていくことが大事だと思いますので、やはり、練習で『数を飛ぶ』ことが大事なんじゃないかな、と思います。

——フリーに向けて
明日も、今日と同じで、失敗してもこれが最後じゃないので。気持ちの面で、挑戦していきたいな、と思います。(四回転の種類は?:) まぁ、明日決めます!(笑) 今季フリーで決めていないので、がんばってやります!

【長光歌子コーチ】

——今日の演技について
彼の今季のスケートに対しての取り組み方が、明らかに昨季とは違うので。「一二回結果を出せなくても、そのうちに必ず出せるなぁ」というのは見ていて感じていました。精神的に自信を持ってやってくれているので。「結果」とかそういうものよりも、そんな姿勢で取り組んでいる彼を見られるのが⋯うれしいかんじかもしれない。真摯に向き合っていることが、だんだんと結果に結びついている、と思います。

——4T-3Tについて
私はなんにも言わなくて!(笑) 自分で考えて決めればいいと思ってたので。やってくれれば、うれしいな、とは思ってましたけど。6分間練習で、一本目はそんなに悪くなかったですが、「3で行くのかな。」って私は思ったんですけどね!(笑) (四回転に入る)あの構えを見て、「え、やるんだ!?」みたいな(笑) ⋯やっとねぇ⋯ 「四回転を飛べない」というレッテルを貼られていたので、それを払拭できましたね。


FS"Blues for Klook"

3rd (158.55 TES74.65 PCS86.90 -3.00 falls)
{4T(fall) -3.00, 3A +2.00, 3S +0.42, CCSp3 +0.40, CiSt3 +1.20, FCCoSp4 +1.00 // 3A+SEQ(fall 3A-2Tの予定) -2.80, 3F-2T(3F-3Tの予定) +0.84, 3Lo +0.42, 3Lz-3T(3Lz-2T-2Loの予定) +0.56, 3F<(fall) -2.10, ChSt1 +1.68, CCoSp3 +0.90}

Daisuke TAKAHASHI 高橋大輔 © Japan Sports

(今日の演技は)まぁ⋯ よくないですね(苦笑) 3回ディダクションがありますし、それ以外の部分でも、滑りがよくなかったかな、と思うので。ジャンプに関しては、自分ではそんなに悪くなくて、最後のジャンプ(3F)なんかは、「なんでこけちゃったんだろうかな?」という感じで。自分では行けそうだったのですが⋯ 練習のやり過ぎ、というか。試合のための調整ミスで「疲れちゃってるな」と、今日は反省してしまった部分があったので、それが演技に出てしまったかな、と思います。今後は、ここでの調整の経験をふまえてやっていければ、と思います。気持ちの上では、守りに入らずに滑っていけたと思います。守って失敗したわけではなく、攻めていっての失敗だったので。今後、「試合に向けての調整」をうまくやっていくことで改善してくると思います。今シーズン、いろいろな新しいことにチャレンジして、優勝が出来るとは思ってなかったんですけど、優勝という形になってうれしく思います。今季は、まだ ショート/フリーをまとめることが出来ないのですが、ショートでは、NHK杯-GPF-全日本と、段階を経て成長できていますし、フリーはフリーで、四回転を回ることは出来ていて、自分でも「成長している」と感じるので、⋯あまりヘコまずに!(笑) ここでのミスを全部受け入れて、これからの試合に向けてやっていきたいと思います。

——4T転倒について
ショートで4T-3Tが決まったので、欲が出すぎた、という部分があったかもしれません。昨日の演技にパワーを使ってしまって、今日は体にきていた、というか⋯ 「疲れていた」ということで、それがメンタルにも影響したと思いますが、それは、ただの言い訳なので。どんな状況でも出来るようにやっていきたいです。

——二年振りの優勝について
今回はあんまり⋯ 優勝した感じがしないので。今日は、「彼(羽生選手)」⋯小塚選手の演技はまだ見ていないのですが、羽生選手の演技が素晴らしかったので。ああいった中でああいった演技、というのは、素晴らしい!と。自分でも、まだまだ負けられない⋯ 「負けていられない」というのはおかしいですけど、彼の演技を通して、自分の演技につながる部分もあるので。⋯今日は、「⋯逃げ切った。」という形ですけど(笑) 四回転の調子も上がっていますし、自分が思っている以上に、今季は順調に行っているので、「まだまだ自分は成長できる」といった気持ちを大事に。⋯ただ、今回の失敗は悔しいです。「優勝したい」という気持ちもあったんですけれども、そこだけにこだわっている、というより、「自分の演技をどれだけ出来るか」、結果として優勝できればいいな、と思っていました。これまでの全日本へ向かう気持ちというのは、「絶対勝ってやる!」という気持ちがすごく強かったのですが、今回は、もちろん 勝つ気持ちはすごくあるんですけど、それ以上に、「パフォーマンスをステップアップしていきたい」という気持ちでした。

——今大会では、ジャンプの練習に割く時間が多かったように見受けられましたが?
今季は、「結果を出す」ということは自分の中では諦めているところで、「試合も練習のひとつ」という気持ちが大きくて、「試合に向けての調整」というよりも、『試合で上がっているコンディションの中で、どれだけ練習出来るか』、ということを考えてやって来ました。そこで"数"を飛んでいくことがプラスだから、と今まで以上に飛んでいます。ジャンプが一番、要素が大きいところなので、焦っているわけではないんですけれども、早く、ジャンプを自分のものにしたいな、と。

——シーズン前半の評価
全体的に評価していない、というか⋯ 自分の中ではまだまだ。最終的にソチオリンピックに行きたいと思っていますし、もし行けたら「勝ちたい」と思っています。そこで勝つためには、今のままではだめだ、と。不十分なところが出ていると思います。ただ、今シーズン、スケーティングの見直しをやったことで、ここまで、ジャンプやスピンにいい影響が出るとは思っていなかったので。自分の中では「キビシイかな」と思ってシーズンに臨んでいたので、そういった面では、仕上がりが早すぎるかな、とも思います。


25日

「半信半疑」の四回転に挑戦して、自分にとってはいいクリスマスだったな!と思います。

——一夜明けて
悔しい気持ち、というのが出て来ました。あのフリーの出来、というのは、今までにないくらいの悔しさです。自分が、最低ライン以下だったので。練習して来た分、余計に悔しいな、という思いがあります。

——クリスマスイヴ(昨晩)の過ごし方
ご飯を食べて、頂いたプレゼントを開けて(嬉)、荷造りして、というかんじで終わりました。

——全日本を終えて
今回のフリーみたいな演技がないように、ショートのような形でフリーも揃えるのが大事かな、と思います。怪我をしてから失っていた、ジャンプに対する自信を、取り戻してきたな、と思っています。

——世界選手権への抱負
今回、ショートで四回転を決めたのですが、半信半疑でやっていたので、それを、確実に自信を持って成功させるように、3月までに上げていけたらな、というのと、フリーに関しても、四回転は確実に。あとは、フリーの後半に今回のようなことがないように、後半になるにつれてエネルギッシュに滑っていけるような、そんな演技が出来るように、練習していきたいな、と思います。

(終了後に)
「メリークリスマスです!⋯本来、よいお年を!です。」


最終日代表チーム会見

——今の心境

今シーズン、世界選手権には本当に行きたいと思っていたので、行けることになってすごくうれしく思います!でも、このままではだめだと思うので、世界選手権に向けて、悔しい気持ちが残らないような練習をしていけたらいいな、と思います。

——世界選手権の抱負
昨年の世界選手権は、気持ち的に、攻めていけなかったと思うので、今回の世界選手権では、ほんとに「攻めの気持ち」を大事に。内容的に、というか、気持ちが攻めていけるように。そして、今後につながっていけるような、そんな世界選手権にしていけたらな、と思います。

——前回はディフェンディングチャンピオンとしての出場でしたが、今回はどのような気持ちで臨みますか?

前回は、自分の中で迷いがあったのですが、今季は、迷いが一切なく、ソチを目指してやっている上での「経験」として、この世界選手権に出られることがすごくありがたいな、という風に思っています。今回は、すごくキビシイ状況であると思います。自分が思っていたよりも「結果」として出て来ているのですが、実際に試合を重ねてきて、「また金メダルを取るというのは本当にキビシイ、まだまだ」と思っているので、そこをどう自分で盛り上げて、プレッシャーに勝っていくか。練習で「世界選手権のメダルを取れる」という自信を取り戻せるか、それがまた、今後のステップアップにつながると思っています。すごく前向きな、充実した気持ちで迎えています。

——四大陸は、標高の高い 米・コロラドスプリングで開催されるので、高地トレーニングの予定はありますか?
今シーズンは「試合も練習のひとつ」という姿勢なので、そのつもりで、四大陸のほうはやっていきたいです。事前トレーニングは、これまであまりやったことがないので⋯ あまり構えた準備をせずに、四大陸の試合で、高地トレーニングも兼ねていければいいな、と思っています。


Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手

2nd 世界選手権代表 250.97

22日(木曜日)非公式練習後

——NHK杯から、どういう練習をされて来ましたか?
とにかく、自分に自信がつくまでしっかり練習をして来たつもりでいます。あとは、その自信をどれだけここ(全日本)で出せるか、それを試す、という形です。今はもう、試合に関しては、「落ち着いてしっかりやれば大丈夫!」という風に思っています。トゥループの入り方も変えましたし⋯ NHK杯から変更している箇所があるので。そこを重点的に、プログラムの流れを確認しながら滑り込んで来たので、変更した部分も自分に定着した状態で臨めている、と思います。不安要素はありません。これまでの不安な気持ちは特になくて、今は「しっかりやりたいなぁ!」と思っているところです。(「音楽表現」を課題として挙げられていましたが?:) ジャンプとジャンプの間のトランジションをちょっとずつ変えたりして⋯ 曲に合っていて「曲を感じている」と思えるように滑れている感じはします。今はすごくいい状態なんじゃないかな、と。⋯調子が良すぎるから、今日壁にぶつかりましたけど(笑) スピードが出過ぎるので。少しスピードを抑えて、自分のコントロール下で出来るようにしたいな、と思っています。自分でも、今は「スケートが滑っているな」と思える状態です。

——靴のトラブルについて
靴が合わなかったから、ということではなく、靴が合わないために練習があまり出来なかった→それで自信につながらなかった、という悪い連鎖がありました。その連鎖を断ち切ったので、そこの不安はなくなったと思っています。

——GPFは御覧になっていましたか?
見ていなくて⋯ 自分のことで精一杯だったのですが、その頃には練習も軌道に乗っていて、焦りはありませんでした。(試合間隔が空いてしまいましたが?:) GPSで3週位空くこともありますので、僕はそういう風に感じていません。

——ディフェンディングチャンピオンとして臨む今大会について
はっきり言って、ファイナルも出場できませんでしたし、今シーズンはそれどころではなかったので。今、言われて、「あ、そういえば。」と(昨季の優勝を)思い出したくらいです。昨年は、特にフリーでしっかりとした演技が出来なかったので、しっかりと!2日間続けて出来るように、ひとつひとつしっかり、ジャンプを飛んでいって、ステップも踏んで、スピンも⋯ という風にしていけたらいいなぁ、と思っています。


SP"Inner Urge"

2nd (85.60 TES45.30 PCS40.30)
{3F-3T +1.40, 3A +2.00, FSSp4 +1.00, 3Lz +1.40, CCSp3 +0.60, SlSt3 +1.40, CCoSp4 +1.00}

Takahiko KOZUKA 小塚崇彦 © Japan Sports

今シーズン、「ジャンプは飛んだけど⋯」っていう試合が続いていて、「気持ちよく滑る」ということが出来てなかったので。今日は最初から最後まで、自分でも「よく滑っている」と感じていましたし、全神経を研ぎすまして滑れたかな、と思います。本当に、いい演技が出来た⋯かな、と。とにかく、練習して来たので、臆することなく、思い切ってやりました。

——「気合いが入っていましたが?」という質問に
(苦笑) ⋯そうですね、ここは、「全日本選手権」という舞台なので(笑) それに値する演技が今日は出来たんじゃないかな、と。去年はフリーで悔しい思いをしたので、リベンジ出来てよかったです。(ガッツポーズも出ていましたね:) 安堵というか⋯ 前の試合まで、小さなミスがずっと続いていて。今日は小さなミスもなかったので、うち晴らした、という気持ちが出たんじゃないかな、と思います。

——「全日本は、とても緊張感のある試合」とおっしゃっていましたね。
すごい緊張してました!スピンの時、「波をうつ」かんじでトゥがひっかかってしまって、足が震えているのが分かりました。その緊張を抑え込んで演技が出来たので、しっかり練習が出来たな、と思っています。

——今のブーツの状態
ヒーターの上に置いておくと、よく靴の革がなじんでくれるので。でも、寒いところに置いておくと、革がカチンカチンになって、全然膝が使えない、という状態です。エッジは、「よく滑る」ということを根本として選んでいるので、そこが出来ない、となると不安も出て来ます。NHK杯が終わって、靴を変えたので、膝が曲がるようになりました。今は、調子がいい状態で練習も出来ています。そうなれば、まったく問題はありません。

——フリーに向けて
やることはやったので、人がどうこう、というのではなく、自分の演技に集中するだけです。練習を忠実に再現したいな、と思います。去年優勝した者として恥ずかしくない演技をして、来て下さった方・テレビの前の方に喜んでもらえるように、精一杯がんばります。


FS"Nausicaa of the Valley of the Wind"

2nd (165.37 TES84.87 PCS81.50 -1.00 fall)
{4T +1.60, 3A +2.00, 3Lz-3T +1.40, CCoSp4 +0.80, CiSt3 +1.20 // 3A+SEQ(fall 3A-2T-2Loの予定) -3.00, FSSp4 +1.00, 3F(e) -0.56, 3Lo +0.84, 3S +0.84, 3Lz-2T +1.12, ChSt1 +1.26, FCCoSp3 +1.10}

Takahiko KOZUKA 小塚崇彦 © Japan Sports

今日は、3Aの転倒もあり納得はしていませんが、「よく滑っていたな」と思います。四回転については、今朝の練習では 軸がずれたりもしていましたが、6分間練習・本番と、スピードを出しすぎないようにして、自分のコントロール下で飛ぶことが出来ましたので。今後の試合でも、自分のこれまでやってきた練習が、最低限は出せるんじゃないかな、と思いました。今回の構成に自信を持って、上へ上へと行ければ、と思っています。今シーズンのピークを世界選手権に合わせてやっているので、ここでやっとスタート地点に立ったかな、と思います。

——靴のトラブルによるシーズン前半の不調に関して
これだけいろんな経験をしてきたので、「焦るというのは一番よくない」と思って、とにかく落ち着いてやって来ました。


25日

——一夜明けて
すごくすっきりしています。終わった後もそうですし、今もすっきりして⋯ なんか、すごくワクワクしている、というか、希望を持って、この大会を終われたな、と思っています。(フリーの)3Aのミス、というのは悔しい、という思いはありましたけど、後ろを向いている場合じゃなく、どんどん上を目指していかなくてはならない、という時期に今いるのかな、と思うので、本当にすっきりした気持ちでいます。(優勝まで僅差でしたが?:) そうですね⋯ 周りは、「悔しい!」って。両親もそうですし、トレーニングの先生も、「あと3点だった!」って。でも、僕自身がすっきりしているわけですし、「次に向かって行ける活力をここで習得した!」というか。なんて言えばいいか分からないですけど、ほんとにワクワクしてる、そんな気持ちです。

——全日本を終えて
昨日(フリー)の四回転は、世界選手権の一か八かの四回転とは違って、自分でコントロールして飛べたので、四回転が自分のコントロール下にある、ということで、次への希望を感じる、というか⋯ 「もっと出来る!」と思える、そんな終わり方だったかな、と思います。

——世界選手権への抱負
あと2,3ヶ月しか練習期間はないと思うので。NHK杯が終わってからの1ヶ月は、本当に良い練習が出来ましたから、靴の問題も解消されましたし体もいい状態ですし、このまま練習を続けていけば、もっといいショート/フリーが滑れるんじゃないかな、と思っています。ショートとフリーで四回転を2回入れる構成はまだ考えてもいないので、まずはそこを考えること、それを練習して早く飛べるようにすることに努めたいです。(四回転の今の状態について:) 今までの四回転だと、ショートに入れるのは賭けになるかな、という感じだったのですが、今の四回転だと、コントロールして飛べるな、という。昨日は、公式練習で、調子が良くて助走のスピードを出しすぎていたので、6分間練習でそれに気付いて、「スピードを落とせばいいかも」と飛んだのが、一番最後に決まった4Tです。そのままの調子で試合でも決まって。そこが、「コントロール出来るようになった」ところ。=自分でどうすればいいか気付けるようになったことは、大きな前進かな、と思います。(現世界王者のパトリック・チャン選手について:) ジュニアの頃から競ってた選手が、これだけ大差をつけて上のほうに居続けている、というのは僕も悔しいですし、そこに早く追いつきたいと思っています!


最終日代表チーム会見

——今の心境
今はほんとに、ほっとしていますが、ほっとしている時間はないので、帰ったらすこし休んで、世界選手権に向けてしっかり練習したいと思っています。

——世界選手権の抱負
やっと、この全日本で調子が上がってきたかな、と思うので、このまま練習を続けてしっかり調整をして臨んで、いい演技をしていい結果が出れば、と思っています。

——四大陸選手権について
自分は、出場を希望していたのですが⋯ 選考から外れました(笑)


Yuzuru HANYU 羽生結弦選手

3rd 世界選手権代表 241.91

22日(木曜日)非公式練習後

——GPFからの調整について
ロシア杯からファイナルの間も、ほとんど時間がなかったので、それと同様に、ちょっとリラックスして。それほど詰めた練習をせずに。どちらかと言えば、疲れを取ることを重視してやって来ました。

——GPFの手応え
あの会場でショートの演技をして、まず、四回転のミスで、ファイナルの雰囲気にのまれた感じがあったので、それが悔しくて。その課題をフリーでやり遂げたという点では、評価してもいいかな、と思ってますけども。とにかく、「雰囲気にのまれない」というのは、この全日本においても同じだと思うので、ファイナルの経験を活かして、精一杯、自分の演技に集中出来るようにしていきたいな、という風に思っています。(フリーで失敗したサルコウについて聞かれて:) サルコウは絶対に飛びたいな、と思ってますけども(笑) ビデオを見たら、「気合いが足りないんじゃないか?」と思ったので、そこは気合いで、しっかり乗り越えたいな、と思っています。(ワールドに対する心境の変化がありましたか?:) ファイナルでは、世界で「6人」という狭き門の中に入れた、ということが本当にうれしかったです。また、あのメンバーとワールドで戦えるようにしたい、と思っています。

——今季は試合間隔が詰まっていますが?
それこそ、夏にアイスショーで昼夜の公演をやってきたので、そこに関しては慣れてきたのかな、というのと、「それだけやって来た」という自信があるので。そんなに、苦にはなっていないと思います。ファイナルでいい演技が出来たので、それがまた自信になって、今大会に臨めています。

——全日本での目標
表彰台に上りたいな、というのと、世界選手権の切符が取りたいな、という思いがあります。ただ、織田信成選手が欠場してしまって、そこがすごく残念だな、と思います。やっぱり、「三強」と戦って、自分の順位を見たかった、というのもありますし、それによって もっともっと、課題も見つかったと思うので。⋯すごく残念です!


SP"Etude in D Sharp Minor Patetico"

4th (74.32 TES37.12 PCS37.20)
{3T(両足着氷/4T-3Tの予定) -1.82, 3A +2.00, FCSp4 +0.90, 3Lz-2T +0.98, SlSt4 +1.26, CSSp3 +1.00, CCoSp2 +0.70}

Yuzuru HANYU 羽生結弦 © Japan Sports

※結果差し替えの前

結果、というよりも、内容に、ほんっとに!納得出来ない演技だったので。とにかく、明日へ向けて、ファイナル以上のことが出来るようにしたいな、という風に思います。ショートで力を出し切れなかったので、まだ力も余ってますし!(笑)

——練習では、調子がいつもと違うように見えましたが?
(苦笑) うぅーーーーん⋯ 特に、異常が起きている、とか、調子の乱れ、とか、そういうわけではないです。四回転もキレイに降りていますし⋯ 6分間のほうでも、4T-3Tを降りていたので。悪くはないかな、という風には思うんですけども。

——4T-3Tの失敗について
飛ぶ前に、ステップやって前を向いた瞬間、「あー。やっちゃったかな。」という思いはありましたけども⋯ それでも、その後のコンビネーションで、三回転をやったらキックアウトになる、ってことは分かっていたので、冷静になってジャンプ出来ていたと思います。(3Lz-2Tの2Tを両手タノにしましたね:) とっさに。練習でああなってしまったら、そこで曲をやめていたので、緊張しましたが、それでも出来たので、またこういうパターンもしっかりと頭の中に入れてやっていけたらいいな、と思います。

——その他のエレメンツについて
ステップでもレベル4が取れていましたし、アクセルも一応降りましたし、スピンは⋯ レベル3とレベル2になってしまったので、そこが悔やまれます。

——緊張されていましたか?

6分間は緊張していて、演技の前も少し。というのも、国際試合では、最終滑走というのはなかなか取れないので。この、ショートの最終滑走で見つかった課題や、「体がちょっと硬かったかな」という経験を、今後の試合に活かせたら、と思います。(「課題」とは?:) 演技前の調整法です。いつもやっていることをやっても、「⋯まだ出番が来ない。」と。どちらかと言うと、早く出たい方なので。

——高橋選手の演技について聞かれて
見てはいなかったのですが、得点を見て、「アア!四回転飛んだんだな!」って。⋯まずは、自分の演技に集中していました。

——阿部コーチからかけられた言葉
「よく、あそこをダブルにしたねぇ。」と。悲観的ではなく、褒めてもらいました。反省点は自分でしっかり押さえて、明日のフリーにつなげたいです。


FS"Romeo and Juliet"

1st (167.59 TES88.59 PCS79.00)
{4T +1.60, 3A +2.60, 3F(e) -0.42, FCCSp4 +1.00, 3Lz-2T +1.26, CiSt4 +0.98 // 3A-3T-2T +1.80, 3Lz-2T +0.70, 3Lo +0.84, CCoSp3 +0.40, ChSt1 +0.98, 1S(3Sの予定) -0.02, FCCoSp4 +0.70}

Yuzuru HANYU 羽生結弦 © Japan Sports

四回転も決まりましたが、全部納得の出来るジャンプか、と言われると⋯ 納得できないジャンプのほうが多かったんですけども。それでも、ショートから気持ちを切り替えて、まとまった演技が出来たのは、まずは いいことだなぁ、という風に思います。(演技後、大歓声は聞こえていましたか?:) うぅーん⋯ まぁ⋯ 最後は、自分の悔しさ、というか⋯ この前のGPFでも、サルコウでミスをしてしまったので、その悔しさのほうが大きかったです。同じミスをしてしまう、というのは、「成長できていない」ということですし、それが今回の一番の課題だったので。(サルコウ失敗について:) 「バテた」というより、空回りですね。「絶対飛ばなきゃ!」という思いが強すぎたと思います。飛んで⋯ 時間が止まりましたね。飛んでる最中に、「あ!これは一回転しか回らない!どうしよう〜」って(笑) 降りてきても、ぼーっとしてたんですけど、「ガンバレーッ」っていう声が聞こえて、「⋯あ、がんばんなきゃ!」って、がんばりました(笑) (演技に気持ちが入っていましたね:) 気持ちは入っていましたね。「気持ちは入れないとな!」と思っていましたし。コレオステップは、だいぶフニャフニャしちゃったんですけども⋯(笑) (フリーは1位ですね:) 点数に関しては、評価して頂き、ありがたいです。今季一番の技術点(TES)が出ているので、少しは成長できているところなんじゃないかな、という風に思っています。(高橋選手が、「今日は羽生君が一番」とお話でした:) (笑) えー。でも、やっぱり、昨日の四回転のミスが響いているので。ファイナルでもショートで四回転をミスしてしまいましたし、今シーズンからショートに入れているとは言え、一回しかショートで決まっていないので、次に派遣される試合で決められるように!それから、特に「サルコウ」!3Sを決められるように、しっかり詰めて練習したいと思います。

——シーズン前半の評価
GPSで初めて優勝しましたし、ファイナルに行けたというのもうれしかったですし、ファイナルを経て、「最初に四回転をやっても、最後まで続けられる」という自信がつきました。また、いろいろな舞台を踏むことによって いろいろな課題を克服できて、全日本でもメダルが取れました。そのように、課題を見つけて次の試合に活かせた、という前半だったんじゃないかな、と思います。

——シーズン後半の抱負
技術的には、今回 フリップにロングエッジがついているので修正していくのと、ジャンプがあともうひとつ、というところを詰めていきたいです。表現のほうでは、評価して頂いているので、これを、どんな試合でもしっかりと出せるようにしていきたいな、と思います。

——「来年は、上の二人を越えられそうですか?」という質問に
(苦笑) ⋯まずは、とにかく、先輩方に追いつけるように精一杯やるのと、あとは自分の課題がまだ残っているので、課題をこなしていって、評価点(PCS)も上げられるようにしていきたいなぁ、と思います。


25日

——一夜明けて
そうですねぇ⋯ やっぱり悔しいですね!ハイ!(笑)

——クリスマスイヴ(昨晩)の過ごし方
帰って、すぐ寝て、今日は朝早くなかったので、ずーっと寝て。そんなかんじですねぇ⋯ (笑) それこそ、クリスマスとかそういうのまったく関係なく。⋯ちょっとケーキは食べましたけど。祝勝会も、「よくがんばったね!」みたいなこともなくて。いつも通りにお風呂に入って寝たかんじです。(よく寝られましたか?:) 爆睡です!終わったとはいえ、今日のエキシビションがあるので、体調整えないとな、ということもあって。

——全日本を終えて
今季は、この舞台でメダルを獲る、っていうことが一番大事かな、と思っていましたし、ここでメダルを獲らないと世界選手権に行けない、というのも分かっていました。ワールドに行けることは、本当にうれしいですし、今でも驚いている、という状況なんですが、そこへ行き着くまでの過程で、ショートでは4位・フリーでは最後のジャンプ、一番得意としているサルコウでミスをしてしまったのが、悔やまれるな、と今は思っています。(優勝するのに欠けている点:) 足りないなぁ、というのは、スケーティングだったり、表現力の部分です。エレメンツの部分では、ファイナルのほうでも、いい順位を取っていますので、演技構成点(PCS)が出てくれると、もっと上に行けるのにな、という思いが強いので、そこをしっかり強化していきたいです。

——体力不足を不安視する声に対し
この3連戦(GPSロシア大会-GPF-全日本)、中一週間で来ましたが、3戦共フリーはいい演技が出来ていたので、体力面に関しては、出来てきたんじゃないかな、と思っています。

——これからやりたいこと
今は、休んで、次の試合に備えたいです。休んでから、ひとつひとつ考えていきたいな、という思いです。具体的な策を考えなければいけないな、と思っていますが、まず、「しっかり休む」ということをやりたいなぁ、と思います。


最終日代表チーム会見

——今の心境
今年目標としていたものが、やっとこれですべて達成したなぁ、という達成感があるのと、あとは⋯ そこに「出るだけ」ではだめだと思うので、入賞を目指して、精一杯やることをやって臨みたいです。

——世界選手権の抱負
はじめての舞台なので、雰囲気とか、そういうものにのまれそうになることはあると思うんですけど、とにかく、「GPFに出場した」という自信と、あとは、各試合で良い演技が出来たことを信じて、精一杯練習していって、いい演技が出来るようにしたい、という風に思っています。


Tatsuki MACHIDA 町田樹選手

4th 四大陸選手権代表 213.48

Tatsuki MACHIDA 町田樹 © Japan Sports

SP"Dark Eyes"

3rd (74.64 TES38.44 PCS36.20)
{3A +0.20, 3F-3T +0.98, CCSp2 +0.30, CCoSp2 +0.50, 3Lz -0.14, FSSp4 +0.60, CiSt3 +1.00}

※結果差し替えの前

NHK杯が終わった後、いろいろ反省して、日々100%、一日一日を大切にして努力して来ました。やり残すことがない、というくらい練習して来て、調子も良くて、準備も万全だったのですが⋯「ここで運命が決まってしまう試合」なので、緊張とうまく付き合っていくのが朝から大変でした。まぁ⋯ 一言で言うと、今日の動きはすごく硬かったな、という。全日本の会場の独特な雰囲気もあるし、やはり、「来シーズンの自分の立ち位置」というのが、完全にここで決まってしまうので。50%くらいの演技だったんですけど、大きく崩れることなく、ある程度の得点も出せて、明日にはつながったので、ほっとしています。

——ジャンプについて
日々の練習の中で、ちょっとジャンプが歪んで、ステップアウトだったり転んでしまうと、アンソニーコーチがすぐ、「どうなっても、絶対回して、ファイトで降りて来い!」と。そういう指導方針なので、怒られながら、プッシュされながら毎日やって来ました。その成果が完全に出たショートだったと思います。その点ではうれしいですが⋯ ただ、「もっと出来るな!」と。

——フリーに向けて
明日は、自分の演技に集中して、お客さんに、自分が伝えたい演技、伝えたい表現を見せられたら、と。テーマが、フレッシュさだったり、Loveなので。ステファン先生と僕の"色"を見てもらいたいです。なおかつ、僕の持っている最高のジャンプ構成で臨めたらな、と思っています。(振付のステファン・ランビエールさんが見に来られる予定ですか?:) 土曜日はスケジュールの都合で来られないそうですが、いい結果を出して待ちたいと思います。


FS"Don Quixote"

6th (138.84 TES68.44 PCS70.40)
{2A(4Tの予定) +0.70, 3A-2T(3A-3Tの予定) +0.60, 3Lo 0.00, SlSt2 +0.50, FSSp4 0.00 // 3A +1.00, 3Lz-2T-2Lo(3Lz-2Tの予定) +0.42, 3F(e) -0.56, ChSt1 +0.84, FCCoSp4 +0.20, 1Lz(3Lzの予定) -0.10, 3S-2T(3S-2T-2Loの予定) +0.14, CCoSp3 +0.50}

Tatsuki MACHIDA 町田樹 © Japan Sports

「緊張感はほどほどに」と考えていたのですが、緊張してしまって、体の動きが硬すぎて、50点から60点の出来でした⋯ 昨年があまりにもだめだったので、この全日本に懸ける思いは、強いものがあったのですが。でも、いつもの僕だったら、あれだけ緊張してしまうと、もっとミスが出ても不思議ではないのですが、目標の順位が取れる「最低限」の演技が出来たので、そこは成長したところかな、と思います。「でも、」まだまだ出来るので。強くしていきたいと思います。(演技後、納得されていたように見えましたが?:) 「納得」はしていなくて、「最低限のところで持ちこたえた」という安心感で、ほっとしていました。危なっかしいジャンプがあっても、ファイトで、オーバーステップだったりターンが入らずに降りられたので。

——「最低限」より上の演技をするためには、なにが必要でしょうか?
「ベストの演技が出来ること」は、前の試合(2週間前のゴールデン・スピン)で証明できたので、もっと練習して、「最低限」を底上げ出来れば、=ベストと最低限の差を縮めることが出来れば、安定した演技が見せられる、という、そういう考え方でやっていきたいと思います。

——今大会は、四回転のない構成でしたが?
前の試合のゴールデン・スピン・トロフィーでは、最初から四回転を封印して、「自分が出来る表現・キレイなジャンプをする」という目標を立てて、なおかつ、それが全日本の予行演習になるように、と臨んだのですが、そこで自分の納得のいく演技が出来て、自分の求めていた得点/順位(228.63/ノーミスのフリーでデニス・テンをかわし優勝)も得られたので、全日本でもそのようにするつもりでした。「四回転を回避」と言うより、これだけの会場の雰囲気の中で四回転を飛ぶ実力が、僕にはまだないので。またこれから、四回転の技術を上げたいと思います。

——シーズン前半の総評・課題
いやぁ⋯ いろいろありましたね。初戦(ネーベルホルン杯 9月)は怪我で棄権してしまって、「どうなるんだろう⋯」と不安で。今大会は、僕にとって4戦目で、例年からすれば、試合数がすごく少ないんです。そういう面で不安もあったのですが、やっと、ゴールデン・スピン・トロフィーで調子が上がり始めて、なんとかここまで持って来れました。

NHK杯では、自分の良い面も出せたんですけど、悪い面も多く出てしまったので⋯ 「精神面の弱さ」が今の課題です。練習では、もっともっと出来ていて、そういう「もっと出来る自分」をこういった舞台で出さない限り、皆さんに実力を分かってもらえないのがこの競技ですし、そこで力を出さないと意味がない。今大会でも、緊張して、"及び腰"になってスピードが出せなかったり、ジャンプではビビッて、低めのジャンプになってしまったり。どんなに緊張していても・周りがどんな状況でも・自分がどんな体調でも、自分自身をしっかりプッシュして、100%の演技が出来るように、精神面肉体面の両方を変えていきたいです。技術・肉体面は向上していますが、「精神面がまだまだ」と思っているので、両方、バランスよく上げていきたいな、と思っています。

——シーズン後半の抱負
国内試合はないと思うのですが、派遣される国際試合で、一戦一戦大事に、「これ以上ない」という演技を目指して、結果も求めていきたいと思います。


Takahito MURA 無良崇人選手

5th 四大陸選手権代表204.21

SP"Red Violin"

12th (60.05 TES27.80 PCS33.25 -1.00 fall)
{2T(fall 4Tの予定) -0.60, 3A +0.60, FSSp4 +0.90, 3Lz+COMBO(fall 3Lz-3Tの予定) -2.10, CCSp3 +0.70, CiSt2 +0.70, CCoSp3 +0.40}

Takahito MURA 無良崇人 © Japan Sports

冒頭の4T(ダブルでの転倒)ですが、スピードがなくて、自分でも「大丈夫かな?」と思いながら入っていったような状態で。最初から、全体的にスピードがなかったな、という印象です。「大分、緊張しているな」というのは自分自身で分かっていたので、落ち着いてしっかりやろうとは思っていたんですけど。全日本は普通の試合とは緊張感が違い、その中で成果を出すということが課題だったので、残念です。

——フリーに向けて
今日のこの悔しさを、明日の4Tに乗せてしっかり飛ぶようにしますし、最後まで諦めずに、どこまで上がれるか、というのを見せられたらいいな、と。西日本から手直ししたプログラムを、しっかりとやり切れたらいいな、と思います。2週間前に、アメリカから、わざわざ振付師のトム・ディクソン先生にお越し頂いて、プログラムを見直してもらいました。今回の全日本に懸けてる気持ちが大きいので、⋯(ショートが)こうなってしまったのはしょうがないとして、トム先生のためにも精一杯できるようにがんばりたいです。


FS"Four Seasons Tango"

4th (144.16 TES74.06 PCS70.10)
{4T(4T-3Tの予定) +1.40, 3Lz-2T(4Tの予定) +0.70, 3A +1.60, CCSp3 +0.80, 3Lz(3Lz-2Tの予定) +0.56, 3A-2T -0.20 // 3S +0.70, CiSt3 +0.30, 1Lo(3Loの予定) 0.00, CCoSp3 +0.50, 3F(e) -0.70, ChSt1 +0.70, FSSp4 +0.70}

Takahito MURA 無良崇人 © Japan Sports

2回目の4Tは、3Lzに変えたんですけど、「ショートで失敗した分を取り返そう」というのであれば、四回転をもう一発やらなければいけなかったな、と思いながら⋯ 後半のループ(シングル)と、あとは、コンビネーションで三回転がつかなかったくらいで、ある程度自分が思ったように動けたと思います。ショートに比べたら全然よかったかな、と。でも、もっと出来たと思っています。(「200点」越えについて:) 「200」取ることは、もはや当たり前の時代になっています。あとは、200点からどれだけ点数を伸ばせるか、だと思っているので。「ショートで60点」という時点で、200点は難しいかな、と思っていたのですが、フリーで一応持っていけたので、よかったかな、と。

——2回目の四回転のコンビネーションの変更について
6分間練習で、四回転がコンビネーションにならなかった時点で、3Lzからにしよう、と決めました。変えても、後ろに三回転がつかなかったんですけど(3Lz-2T)。失敗するよりはましなのですが、「意味がなかったな」と。

——ショート12位で迎えて
ショートは、「落ち着こう」としてスピードがなかった状態だったので、そういったところをなくして、「最初から攻めていけるようにしよう」ということで、朝の公式練習からしっかり動いてきたので。そこがよかったんじゃないかな、と。

——FS"Four Seasons Tango"について
振付の先生からは、「情熱的に」と。今回のプログラムでは、自分が出しやすい「強い」部分の他に、「柔らかい」部分を出そうとして、何回も何回も手直ししてもらって、振りを足していって、この全日本に臨みました。強弱を出すことと、「ここを見る!」というように目線を決めることを念頭にやっています。まだ仕上がっていない部分もありますが、昨季に比べたら、そういったところまで意識して演技できているかな、と思っています。そこは、成長できていると思います。

——「全日本」とは
すごく、嫌だなぁという試合です(笑) 「あー。全日本か⋯」って(笑) でもここで、ある程度のものが出せれば、国際試合に出場しても、自信を持って出来ると思うので。

——「すごく嫌」な全日本を終えて
ショートの時点からしっかりしていけるように、ということが重要だと思いました。あとは、四回転をもう一本入れて、完全に いい状態で滑っていける、というところまで練習しなければいけなかったかな、と思います。今大会では、「試合に向けてどうやって調整していけばいいか」ということが、すごく勉強になりました。来シーズン、さらに、もっと上の順位に行けるようにがんばりたいと思います。

——今後の課題
一番は、シーズン通しての安定感かな、と思っています。そのために、調整の仕方を身につけることです。(他の種類の四回転を入れる予定はありますか?:) シーズンが終わったら、ルッツとかサルコウを練習しているんですけど、まだ、トゥループのようなかんじにはなっていません。1/4位回転が足りない状態なので。回り切る自信がないと、シーズン通して入れていくことは難しいです。 四回転が出来なかった頃は、「四回転をやる!」ということが目標でした。4Tが安定してくると、「何を目標にしていったらいいんだろう」と悩んでいたのですが、振付師のトム・ディクソン先生に、「表現すること」を教えてもらって、基礎のスケーティングを練習するところから、アメリカで練習しました。それ以降、滑っている姿勢だとか、スケーティングを含めいろんな面で変化が出て来ました。技以外の、「表現とスケーティングの向上」が、今取り組むべき目標になっています。


Daisuke MURAKAMI 村上大介選手

6th 203.41

SP"The Feeling Begins"

9th (62.65 TES29.00 PCS34.65)

Daisuke MURAKAMI 村上大介 © Japan Sports

今season、いろんな試合で、とにかくShortには絶対四回転(サルコウ)を入れたい、ということだったのですが、残念ながら、今日はタイミングの乱れで転倒してしまって。一番悔しいのは、転倒してからそれを引きずってしまったことです。全日本は、一年に一回だけですし、pressure もかかってきてたんですけど、自分の best を尽くしたいと思ってたので。でも、それを乗り越えられなかったです。国際大会のほうが、のびのびと滑ってるかなぁ、と思ってるんですけど⋯ 一昨年、大阪の全日本で、すごく悪い結果出して、ちょっと⋯ 自分で、「ここの arena、ジンクスかなぁ?」と思ってるんですけど!(笑) だけど、「そんなの考えてる暇、ないので!」

——4S転倒について
んー、なんか⋯ 四回転やる前から、足がガクガクしてて、あっという間に足が氷に着いちゃって、頭が真っ白になっちゃって、アクセルもミスしちゃったんですけど。ジャンプでミスがあったので、spin footwork 表現で点を稼ぎたいと思っていました。

——日本の会場の雰囲気について
ミスしても拍手をもらえて、6分練習でも応援すごかったので、とてもうれしいです。

——フランク・キャロルコーチ、佐藤久美子コーチについて
フランク・キャロル先生は、「笑顔が一番!」と。練習とかでも、楽しく滑ったり。自由にやらせてもらっています。今回、先生は来られないのですが、やることは聞いています。久美子先生は、ジャンプの technique とか、技術面を直して下さいます。絶対に、いっつもニコニコされているので、自分もそういう気持ちになります。

——フリーに向けて
Freeは結構がんばってるので、明日絶対四回転を入れてやりたいと思います!あと、今日みたいなちっちゃい error が出ないように。今日は悔しいですけど、ここで⋯「負けられない!」⋯ので、とにかく練習して来たことを、百 percent⋯「ビビらないで!」やりたいと思います!⋯明日は絶対に「新しい日!」なので。(4Sに加えて4Tを入れますか?:) 今season、Freeに3つ入れて練習して来てたんですけど、スタミナとかで⋯ イキナリ、3つはちょっと⋯(笑)難しいので、今seasonは1こ(4S)で、来seasonは絶対、2こ(4S/4T)入れるつもりです!


FS"Gladiator"

5th (140.76 TES68.86 PCS71.90)

Daisuke MURAKAMI 村上大介 © Japan Sports

ほっとしました!心が。四回転、絶対に飛びたかったので!6分練習と演技前に、「四回転どうなるのかな⋯」と思ってたんですけど、今日のFreeの4Sが、今大会の中での best だったので!(GOE +1.80)すごいうれしいです!(フランク・キャロル)先生には、「四回転決めました!」と報告します。

——今後の抱負
今season、四回転をプログラムに入れて、確率が高かったので、来season、2こ(4S/4T)入れることを考えて、がんばっていきたいと思います!


Keiji TANAKA 田中刑事選手

7th 世界ジュニア代表201.45

SP"Violentango"

6th (67.48 TES36.18 PCS31.30)

Keiji TANAKA 田中刑事 © Japan Sports

全日本Jr、JGPFとよくなかったので、挽回しよう、と思っていました。ファイナルが悔しくて、ファイナルと同じ失敗をしないようなショートをやりたかったので。日にちがなかったのですが、切り替えてやりました。世界ジュニアのタイトル(銀メダル)にも恥じない演技をしよう、と。3Aもそうなのですが、他のジャンプもよく出来た、と自分では思います。

——スタンディングオヴェイションを受けて
すっきり終わると、応えて下さるんだなぁ、と、すごくうれしかったです。

——プログラムについて
ショートは、昨季と同じ曲・同じ内容でも、「変わったな」と思われるように。フリーは、ステップがかっこいいんで!⋯かっこ良く振り付けて頂いたので、堂々と滑れるように、と思っています。

——今季のこれまでを振り返って
大きい舞台で自分の演技が出来なかったというのが、今シーズンでは一番悔しかったです。世界だけではなく国内の大きい大会でもいい演技がしたいと思います。

——演技の安定には何が必要、とお考えでしょうか?
「調整に苦しむ」のがスケートなんですけど、切り替えが大切だな、と今回の試合で改めて分かりました。

——フリーに向けて
まだまだ、ここで満足してはいけないな、と思うので、ショート以上に、元気に滑って、スッキリ、笑顔で終われるといいな、と思っています。


FS"The Untouchables"

7th (133.97 TES69.77 PCS65.20)

Keiji TANAKA 田中刑事 © Japan Sports

最終グループに入ってびっくりして、今までで一番、足がガクガクするくらい、すごく緊張していたのですが、自分の演技は出来たと思います。フリーでは、「緊張に負けないこと」を目標にしていました。JGPFでの経験を今回に活かせたと思います。3Aを2本決めたし、後半の3-3(3F-3T<での転倒)が悔しいんですけど、この舞台で4分半を滑って、世界のトップ選手と練習から滑ることが出来て、それがまた経験になったと思います。いろんな選手の良いところを間近で見られたので、吸収していければ、と思います。最後はバテバテだったので、もっと慣れるように練習していきたいです。ここで満足せず、まだまだ試合はあるので、そこでもいい演技が出来るようにしていきたいです。

——「200点」を越えましたね。
ISUの試合でも「200点」を越えるのが、今後の目標です。

——シーズン前半の評価
ジャンプに苦戦して、ミスが多い試合がたくさんあったのですが、この全日本で、少ないミスでうまくまとめて、自分のベストが出せたと思います。精神面で成長してきたと感じています。

——世界ジュニアへ向けて
スピンの取りこぼしをなくすことと、後半の3F-3Tが決まらなかったので、体力の面でもっとアップしていけたら、と思います。

——来季の抱負
四回転を皆飛んでいるので、僕も早く飛べるように練習していきたいです。4Tは以前飛べていたのですが、シーズン前には、仕上がりませんでした。今は、「3Aを確実に飛んで・他のジャンプをミスしない」ということに努めています。


Kento NAKAMURA 中村健人選手

8th 195.94

SP"Fugata"

5th (68.58 TES36.98 PCS32.60)

Kento NAKAMURA 中村健人 © Japan Sports

——3Fを失敗しても、よいPCSをもらえていますね。
ジャンプも大事だったんですけど、「それ以外でも魅せるプログラム」を作って頂いたので、ジャンプを失敗したとしても、タンゴ"Fugata"という曲を表現できるように練習して来ました。そこを、評価してもらえたんじゃないかな、と思っています。

——3Fの転倒について
僕も、残念だったな、と。踏切の時の思い切りがすこし足りなかったかな、って。どこかしらで、緊張みたいなのがあって、ちょっとだけ萎縮しちゃった部分が、最後のほうに出ちゃったのかな、と。

——ステップの踊りについて
これまでのシーズンは漠然と、僕らしい、キビキビした動きを意識したりしていたのですが、このプログラムでは、タンゴの相方がいるように滑っていたので、そういった点で、またちょっと雰囲気が変わったんじゃないかな、と思います。ちょっと意識が変わるだけで、大分変わるんじゃないかな、と。

——タンゴの表現について
目線に、すごく気をつけました。下を向く時・客席を見る時の使い分け、と言いますか⋯ その部分を特に重視して。練習した成果が出せたんじゃないかな、と思います。

——最終グループでの演技について・樋口豊コーチからの言葉
先生はいつも通りで。「冷静に」ということで、それだけを意識してやっていました。たしかに、ちょっと「ゥワッ!」と思う部分もありましたが⋯ 大輔君と一緒のグループで滑れる、ということ事体、僕にとっては良い経験になります。「僕でも、どのくらい出来るのかな?」と試す機会にもなったので。自分としては、冷静に、うまく出来たんじゃないかな、という感じでしたね。(このまま、フリーも最終グループですが?:) もちろん、それを目指してやって来ていますし、僕の中では、この全日本にピークを持っていきたかったんですが⋯ ある意味で、収穫と問題点が見えてきましたので、学ぶべき点が多かったと思います。次に高橋選手が滑っていたので、見て感動しました。創り出す世界の規模だとか、レベルが全然違うので。彼みたいなスケートが、いつか出来るようにしていきたいです。とにかく、今回の全日本で、挑戦しながらも、勉強していきたいです。


FS"Symphony No.3 by Saint-Saens"

9th(127.36 TES61.36 PCS67.00)

Kento NAKAMURA 中村健人 © Japan Sports

——今日の演技の反省点
緊張し過ぎてしまったかな、と。体が硬くなっちゃったかな、という印象はありました。6分間と比べると、本番でリンクに上がった時のほうが「カチカチしている」と言いますか、ちゃんと氷をつかんでいるような滑りではなかったんじゃないかな、と思います。今シーズン、3Aはほとんど成功していて、後半もまとまりのある演技を展開できていたので、それらが出来なかったのは残念ですし、それらを他で挽回しようにも、他のエレメンツがさほどいい出来ではなかったので。スピンステップも含めて、いまいちだった、というかんじですかね。

-「最終滑走」ということも関係していましたか?
気負ったつもりはなく、「とにかく自分のスケートを欲張らずにやろう」としか考えてなかったのですが⋯ 意識しちゃったんですかね。「このぐらいの点数は取りたい」「このジャンプは絶対に外せない」とか、考え過ぎちゃったのかな、と。

——今季の成長面
失敗を引きずらないようになったところ、ですかね。今までの僕だったら、転倒したジャンプの後、それを引きずってしまったかもしれないです。これまでの全日本でも、失敗の次も失敗、ということが多かったので。その点、失敗しても、その次のエレメンツをしっかりやろう、という姿勢が出て来たと思います。練習でもそこに気をつけていたので、その面では、成長できたんじゃないかな、と思っています。

——今後の課題
フリーの後半ですね。もっと、スピンも速くしたいです。あとは⋯ 「これ以上出来ない」というところまで 練習で追い込んでいく必要があるんじゃないかな、と思いました。まだ、あまかったんじゃないかな、と。その「あまさ」が、この全日本という舞台で出てしまったと思うので、もう一回やり直したいと思います。


Shoma UNO 宇野昌磨選手

9th 世界ジュニア代表 190.42

SP"Tucker"

7th (63.49 TES32.44 PCS31.05)

Shoma UNO 宇野昌磨 © Japan Sports

すごいたのしくて!今は、うれしいです。これまでで一番大勢の皆さんに応援してもらっていたので。(手拍子が起きていましたが:) うれしかったです!(山田満知子)先生には、「今まで、練習して来たんだから」と言われていました。

——6分間練習で緊張していたように見えましたが?
いつも、「緊張してないんだ」と思い込もう、としていて⋯ でも、歓声を聞いて、他の選手達を見ると⋯ ポーズを取るまでは、緊張して不安だったんですけど、最初の2つのジャンプを飛んで、夢中で、たのしく滑っていました。

——夏の骨折からこれまでの調整について
最初は、練習を休みたくないので、ずっと出ていたんですけど、治らなかったので、休んでしまって、すごく不安でした。でも、治してから思い切り滑れるようになりました。怪我をして、勉強にもなったので。怪我が全部マイナス、というわけではなかったと思います。

——シニアの全日本初出場の感想
すごいお兄さん達が目の前にいるので、一緒に滑るのはワクワクするし、見て勉強にもなります。

——一緒に練習している村上佳菜子選手からはなにか声をかけてもらいましたか?という質問に
演技前に、すごい大声が聞こえました(笑)「ガンバレ」って。

——フリーに向けて
取りこぼしのないように滑るのと、全日本Jrで出てしまった回転不足をなくすのと、自分の満足のいく演技をすることが目標です。


FS"Tzigane"

10th (126.93 TES63.63 PCS64.30)

Shoma UNO 宇野昌磨 © Japan Sports

後半のループくらいから、疲れて足首が曲がらなかったのですが、うまくまとめることが出来たと思います。(4分半の演技について:) 今季は初めてでした。練習では大分慣れてきたんですけど、本番になると、後半からだめで⋯ もっと体力をつけないといけない、と思います。(お客さんはステンディングオヴェイションでよろこばれていましたよ:) すごくうれしかったですし、「自分の演技が良かったのかな?」と思いました。

——山田満知子コーチからかけられた言葉
「今出来ることが出来たんじゃない!」って褒めてもらいました。

——FS"Tzigane"について
この全日本では、「はじめての曲」というかんじで、はじめて聴いたかんじで、ゆったりの音楽激しい音楽に合わせて自分も動こう、と考えてやりました。

——今大会の反省点
ショートでは、スピンのレベルの取りこぼし、フリーでは、滑り切ることに精一杯で、ステップもフラフラで、スピンの回転数もあまり数えられないし、ジャンプも3Sで転倒したり、後半のジャンプをキレイに降りられませんでした。(全日本Jrで目立っていた回転不足がなかったですが?:) 短い期間でしたが、気をつけて練習していたら、回るようになりました。でも、今日はもうひとつ、と自分では感じています。

——全日本を終えて
こんなにお客さんが見て下さるのは、この大会が初めてで、緊張していたのですが、やっていて楽しめました。お客さんが多いほうが楽しくて、やる気が出ます!練習をしていても、周りのお兄さん達がうまいので、やる気が出て、勉強にもなりました。

——今後の課題
スピンのレベルの取りこぼしをなくすことと、ジャンプの質を上げることです。(3A、四回転について:) 四回転は、まだ練習していないのですが、3Aは、シニアの選手はほとんど飛べているので、「3Aを早く飛びたい!」と思って、3Aも課題にしています。ジャンプを高くするのも目標です。

——今年の全日本での目標・来年の全日本の目標
目標は、12,3位でした。順位より、今の課題をやることが大事です。(世界ジュニア出場を狙っていましたか?:) 今大会は、自分の満足する演技をすることと、ジャンプの回転不足をなくすことが目標でした。世界ジュニアのことは、考えてなかったです。

——目標とする選手
高橋大輔選手のような、ステップを見ていて楽しくなるような選手になりたいです。


Ryuju HINO 日野龍樹選手

10th 世界ジュニア代表 188.30

SP"Russian Sailor's Dance"

11th (60.19 TES33.34 PCS26.85)

Ryuju HINO 日野龍樹 © Japan Sports

悔しいです。悪くはなかったですが⋯ ジャンプが転倒には至ってないので、まだいいかな、と思います。(3Lo-3Tで両手ダウン、3Lz不安定)

——2回目のシニアの全日本の抱負
自分なりに準備が出来ているので、去年よりはモチベーションがある状態で臨めているかな、と思います。ラトビア(JGPS)で優勝してから、自信がついてきました。優勝と準優勝では感じがまったく違います。順位だけではなく、演技内容も良かったので。(昨季より良くなった点:) 3Aが安定してきたことですかね。(背が伸びましたね:) よく言われますが、言うほど⋯ 2,3cmですかね。小さくても、大きく見えるような滑りをしたいです。アモディオ選手なんて、160ちょっとですからね。でも滑ってるときは大きい。高橋選手織田選手もおっきく見えます。

——JGPFの感想
上位選手とジャンプはそんなに変わらないので、スケーティングスキルを上げていければ、と思います。


FS"Revolutions (The Matrix)"

8th (128.11 TES70.51 PCS57.60)

Ryuju HINO 日野龍樹 © Japan Sports

最初のジャンプ(3A ステップアウト)は、「あ、ヤバイな」と思ったんですけど、「あー!クソッ」って思わずに、2個目(3A)までに悪いところを修正できました。「2個目の3Aに3Tを付けておかないと、あとあと苦しくなる」と言われていたので、強引に付けておいてよかったです。決まった後は、すっごいうれしくて。その後がラクになりました。緊張も解けて。調子がいまいちだったのに、まさか、あんなにうまく行くとは思いませんでした。ラトビア以来くらい、ショートもフリーもうまく行きました。今日は、自分が思っていた以上にいい演技が出来て。⋯そういうの、うれしいですね。この舞台で出来てよかったです。プログラムの緩急を、今季で一番、自分なりに出せたと思います。

——3A-3Tは、通し練習でもあまり決まっていなかったのですか?
でも、やらないと話にならないので。「当たって砕けろ」というかんじでやりました。

——全日本を終えて
今大会は、シニアの方達と試合をして、いろんなことを学ぼうと思っていました。シニアの選手はものすごいスピードがあって、その中でジャンプを飛ぶので、そうなると得点も伸びてくる。僕も、なんとかしてスピードをつけたいです。

——四回転について
今でも練習していますが、世界ジュニアが終わったらたくさん練習すると思います。


Ryuichi KIHARA 木原龍一選手

12th 178.64

SP"Tango De Los Exilados"

13th (57.45 TES29.70 PCS28.75)

Ryuichi KIHARA 木原龍一 © Japan Sports

そんなに調子も悪くなかったので、いつも通りやればいいと思っていたんですけど⋯(黙) (3Lzで転倒) (緊張されていましたか?:) 緊張しなさ過ぎ、というか⋯ 開会式のほうが緊張していたくらいです。

——フリーに向けて
気持ちを切り替えて、やるしかないです。


FS"Violin Concerto"

11th (121.19 TES60.19 PCS61.00)

Ryuichi KIHARA 木原龍一 © Japan Sports

⋯「微妙」ですね。3S-3Tを、難易度を下げてわざわざ入れているのに、失敗してしまったので。(3Tを付けられず) もったいないですね。(後半よく立て直されていましたが?:) 普段、つなぎの練習をしていたので。ほんとに、それが苦しくて嫌だったんですけど、最後の最後に、試合で成果が出てよかったです。(応援の声は聞こえましたか?:) 力になりました!

——ショート13位で迎えて
ふてくされてるわけにはいかないので、自分を信じて。フリーは苦手じゃないし、「自分は出来る!」と心の中で思っていました。

——表現面で成長されたように見えましたが?
今シーズンは、曲がクラシックになったので、そういったところを重点的に意識していました。来季からシニアなので、ジャンプだけ、というわけにもいきません。まだ、ジャンプですら安定しているわけでもない、と自分では思っているので、滑り・踊りという部分をしっかりやっていきたいです。

——全日本を終えて
去年は、出場することに舞い上がってしまって、今年はちゃんと構えていこう、と思っていたんですけど、思うように滑れなくて。去年とはまた違った悔いが残る試合になってしまいました。試合の度に毎回「アクセルアクセル」と言っているのですが、まだいまだに、3Aをプログラムに入れられていないので、すぐに入れられるようにしたいです。


Akio SASAKI 佐々木彰生選手

14th 164.84

SP"Akio reinvents Ninja Dance"

10th (60.45 TSE28.30 PCS33.15)

Akio SASAKI 佐々木彰生 © Japan Sports

3A(回転不足の転倒)は もうひとつ高く回れたかな、というのと、3Lz-3Tの3Tの回転が足りないかな、と⋯ もうちょっと点数が出せるかな、と思っていたのですが。(目標は「6位入賞」とおっしゃっていましたが?:) そうですね⋯ 「フリーで抜ける!」と思って、自信持ってやりたいと思います。

——皆さんの笑い声が聞こえましたか?
ハイ!(笑) それが、自分にしか出来ない演技だと思うので。それを活かすも殺すもジャンプの出来ですから、フリーはジャンプを決めて、自分自身楽しんで、お客様も楽しんで頂けるように、もう一回コンディショニングに努めたいです。

——今日のはっちゃけ具合
そうですね⋯ 「格別!」というか⋯ ここまで、お客さんが入っている試合はないので。ものすごく楽しめました。まぁちょっと⋯ アクセル転んだ時に、素に戻っちゃった部分もありますけど(笑) 3Lz-3Tはアンダーローテになりましたけど、フリップはうまく決まったんで、「あとはステップだ!」と思って、そっからはもぅ、全開で行きました!(笑)

-「彰生参上」のお知らせのボードがあったり、演技後はあきお忍者をもらっていましたね。
まぁ⋯(笑) あんまりプログラムを見せられていない中、そうやって「My 情報」をつかんで、わざわざ作って下さるのはもう、ものすごくうれしいですし⋯(照) やっぱり、そういう応援に見合うプログラムを演じたいな、と思います。


FS"Akio's Boogie, and more"

15th (104.39 TES42.89 PCS65.50)

Akio SASAKI 佐々木彰生 © Japan Sports

全体的にすごく力が入ってしまって⋯ 中盤からスタミナ切れというか、全然思うようにいかなくて。全部、力で飛ぶようなジャンプになってしまって⋯(黙) 緊張していて、「すごい転んだ。」っていうのしか憶えていません。無良選手が、「140」いくつ、という点を出したのは聞こえたので、もちろん、そのぐらい出すつもりでしたし⋯ 終わって、悔しかったです。(皆さんの歓声は聞こえましたか?:) そうですね!盛り上げて下さって、とても心強かったのですが⋯ ショートに比べて踊れていなかったかな、と思います。(でも、ファンの方はとてもよろこばれていましたよ:) (笑) まぁ、そうですね(照)、これだけ大きい声援を送って頂いて、「こんなに応援してもらっているんだな」と、再認識できました。

——全日本を終えて

全日本を目指してこの一年やって来ました。去年の全日本が終わってから、体力作りだとか、ジャンプの強化・精神面の強化、すべてにおいてやって来たのに、ショートもフリーも出し切れなかったので、すごい悔しいです。

——今後の課題

ジャンプは飛べるようになってきているので、それをプログラムの中でどれだけ入れていけるか、それだけだ!と思っているので。今すぐに四回転を降りられるわけではないですが、3Aは「降りられないジャンプ」じゃないんで!⋯もう一度いろいろ洗い直して、インカレ・国体としっかりやって、来シーズンにつなげられれば、と思います。


Sei KAWAHARA 川原星選手

16th 149.01

SP"Sing Sing Sing"

14th (53.96 TES30.56 PCS24.40)

Sei KAWAHARA 川原星 © Japan Sports

練習が悪かったので、開き直る、と言ったらおかしいんですけど、逆に、「本番は思い切りやってやろう!」って。すこしミスが多かったと思いますが、ジュニアの時みたいに、緊張でガチガチになってしまうこともなくて、楽しんで、笑顔で滑れたので。「楽しむ」っていう目標は、ちゃんと達成出来たかな、と思います。ジャンプエレメンツ以外では、自分でも、よく出来たんじゃないかな、と。スピンもいつもより丁寧に出来たし、ステップでも、お客様の応援も頂けましたし、大きな舞台で、思いっ切りやれました。(中庭健介)先生からは、パンクがちょっと目立っていたので「一本一本集中して、悔いのないようにやろう」と言われました。

——「今日の演技に点数をつけると?」という質問に
(苦笑) ⋯70点くらいですかね。

——昨日はよく寝られましたか?
緊張して、いろいろ考え過ぎちゃって、夜遅くまで寝られなかったんですけど、でも、今日になって、いざ始まってみると、すごく楽しくて。

——全日本Jrからの調整について
すこし体力不足が目立ったり、アクセルの確率が悪かったので、そこを中心に練習して来ました。

——身長が伸びて変わったことはありますか?
背が伸びて少し⋯ 一歩一歩のスケーティングが大変になってきてはいるのですが、今は、この身長を活かせるような演技が出来ないので。大きな演技をしたい、と思っています。

——シニアの全日本初出場の感想
高橋選手とか、いろんな素晴らしい選手と、自分のようなジュニアの下の者が、一緒の舞台で戦える、っていうのは、すごく良い経験になったし、ここで、のびのび出来てよかったな、と思います。

——フリーに向けて
自分が出来ることを全てやって。全日本選手権という場でどれだけの成績を修められるか、というのはすごく楽しみです。


FS"Lorelei"

18th (95.05 TES48.25 PCS47.80)

Sei KAWAHARA 川原星 © Japan Sports

昨日に比べて、攻める気持ちと勢いが足りなくて、中途半端な形で終わってしまったので、すごく残念です。前半は無難に行って、ちょっと守りに入った瞬間に崩れ始めて。⋯朝の練習では、体も動いていて、いい調整が出来たのですが。(緊張されましたか?:) 「緊張」と言うより、やはり、ジュニアの中では、自分が一番下の順位だったので、上を狙いすぎて、そこから守りに入ってしまい、崩れていったんだと思います。

——全日本を終えて
やっぱり雰囲気が違いすぎて、自分の中でいろいろ考えすぎてしまって。でも、いい経験にはなったと思います。(昨年まで、中庭健介コーチが全日本に出場されていましたね:) 昨日も今日も同じことを言われたのですが、「自分が出来ることを信じて、最後まで攻め切れ!」と。

——今後の抱負
精神面体力面すべてにおいて、全日本選手権で戦っていくには、まだまだ全然足りない部分がたくさんあったので、また来年、もっと後のほうでフリーを滑れるように、練習して出直して来たいと思います。昨日のショートの採点を見て、技術点は、すこし上のほうに追いついてきたと思うので、やっぱり、スケーティングスキル・表現だったり、体力的なものをもっと高めていこうと思います。今季は、良かったり悪かったりが続いたので、来季は、コンスタントに成績が残せるように、日頃の練習から安定した演技が出来るように、調整していきたいと思います。

——国体・インターハイでの目標
今は、順位とか勝敗ではなく、自分に負けちゃっている状態なので、まずは、自分の演技が出来るように練習していきたいと思います。


Takuya KONDOH 近藤琢哉選手

17th 148.42

SP"Hava Nagila"

19th (48.71 TES22.76 PCS26.95)

Takuya KONDOH 近藤琢哉 © Japan Sports

FS"Slavonic March"

16th (99.71 TES46.91 PCS52.80)

Takuya KONDOH 近藤琢哉 © Japan Sports

——ショートの演技について
「メンタルの問題」と言いますか⋯ 緊張した場合、練習で出来ることをそのまま出せない、というのは、精神的な部分で課題があると感じています。(そこまで緊張されていましたか?:) 正直、緊張しているつもりはなかったのですが、でもやっぱり、体が普段通り動かない、というのは、潜在的に緊張していたと思います。

——フリーの演技について
残念というか⋯ 「残念」と言うよりも、自分の力不足を実感しました。(緊張されていましたか?:) 緊張しましたが、ショートでの反省をふまえて直せた部分・直し切れなかった部分があったかなぁ、と思います。

——今日の佐野稔コーチからの言葉
演技前は、昨日は萎縮していたので、「思い切って行け!」と言われました。演技後は、⋯詳細な(笑) 今日の課題を指摘されました。

——東日本からの調整について
ジャンプひとつひとつ、というよりも、プログラム全体の流れを練習して、プログラムの完成度を上げるということに重点を置いてやって来ました。

——シーズン後半の抱負
インカレ・国体と試合がありますが、そこでは、来シーズンに向けての新しい技を試したり、「チャレンジする試合」として位置付けています。3A、違うバリエーションのコンビネーションで3Loのも試していきたいです。


TAKAHASHI/TRAN 高橋/トラン組

最終日代表チーム会見

Mervin TRAN マーヴィン・トラン選手

——今の心境
I'm happy to be going to be sent Worlds at Senior level and 4CC, we're going home to take a time to break, then will really do hard the rest of season. シニアの世界選手権、四大陸選手権に出場することになり、うれしく思います。帰ってから休養を取り、残りのシーズンをがんばります。

——世界選手権の抱負
Last year, was placed in 9th, and this year, I think we can make a top 5, and if we skate perfectly, I think we can scare top skaters. 昨年の世界選手権は9位でしたが、今回はトップ5には入れるのでは、と思っています。僕らがパーフェクトな演技すれば、トップスケーターにとっての脅威になりますよ。

Narumi TAKAHASHI 高橋成美選手

——今の心境
(マーヴィンの英語を訳してから) 私は⋯ 帰ってから、もっとたくさん練習したいです!(場内爆笑)

——世界選手権の抱負
昨年の世界選手権は、はじめてだったので、「挑戦!」とか「ワクワク。」とかそういう気持ちだけだったのですが、今回は2回目で、成績も上がってきているので、責任を持ってしっかりした演技が出来るように、がんばりたいと思います。


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