
photos: Pigeon Post 記者チーム
illustration: PAJA
translation: AIKO SHIMAZU 島津愛子
January 20-25, 2014
((Interviews: Takahito MURA 無良崇人選手, Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手, Keiji TANAKA 田中刑事選手, Kanako MURAKAMI 村上佳菜子選手, Satoko MIYAHARA 宮原知子選手, Haruka IMAI 今井遥選手, Emi HIRAI/Marien DE LA ASUNCION 平井絵己/マリオン・デ・ラ・アソンション組
Quotes: Nan SONG ナンソン選手, Denis TEN デニス・テン選手, Richard DORNBUSH リチャード・ドーンブッシュ選手, Adam RIPPON アダム・リッポン選手, Jeremy TEN ジェレミー・テン選手, Elladj BALDE エラッジ・バルデ選手, Misha GE ミーシャ・ジー選手, Abzal RAKIMGALIEV アブザル・ラキムガリエフ選手, Mirai NAGASU 長洲未来選手, Amelie LACOSTE エィメリー・ラコステ選手, Natasha PURICH/Mervin TRAN ナターシャ・ピュリッチ/マーヴィン・トラン組))
※以下、降順のTimeline(descending)表示となります。
☞ Result, Judges Scores 結果・採点表
Mirai NAGASU 長洲未来選手 Amelie LACOSTE エィメリー・ラコステ選手 FS
Mirai NAGASU 長洲未来選手
104.39 10th overall 159.78 10th
((英語→日本語訳です))
全米選手権の後、自分自身を持ち直して今大会に臨んだのですが、非常に厳しい状態でした。この四大陸選手権は、これまでで最も大変な試合の内に入ると思います。
回転不足もあって⋯こういう試合を切り抜けるのは厳しかったです。⋯全米を終えて、涙は見せない、と。そんなに泣きませんでした。(気丈に明るく) 涙は幸せな時、おもしろ過ぎの時、哀しい時、そういう複雑なものなんですけど(笑) ⋯ここで自分がどういう風に終われるか、どういう状況になるか⋯フリーの前はすごく怖かったです。病気もあって(ノロウィルス)、でもベストを出そうとはしましたが、残念な結果になってしまいました。
(帰国して来シーズンのことを決める、とのことです)
► Mirai NAGASU 長洲未来選手
☞ Pigeon Post *exclusive* Interview
Amelie LACOSTE エィメリー・ラコステ選手
100.98 12th 総合 156.17 12th
(今日の演技を終えて) ホッとしています。昨日風邪をひいて、体調がこんなにすぐれない中でもフリーを滑り切ることが出来るんだな、と分かりました。最後までやれて本当によかったです。今シーズン自体はよくはなかったんですけれど。
(フリーを"アメリ"にしたのは) 振付師さんが提案して下さったんですけど、この近年"アメリ"はすごく定番になっていて、たくさんの選手が滑っています。私はまだアメリを使ったことがないですし、オリンピックシーズンには最高の曲なんじゃないかと思って決めました。
来シーズンのことはまだ決めていません。
ファンの皆さんへ「いつもありがとうございます。皆さんがいなければ今の私はありません。ファンの皆さんのおかげで成長でき、演技する力も与えて頂いています。Thank you all, without you guys, I cannot be there, you made us achieve, gave us power to skate these programs.」
Satoko MIYAHARA 宮原知子選手 FS
126.26[PB] 2nd overall 186.53[PB] 2nd
鬼気迫る演技で自己ベストを更新、銀メダルに輝いた宮原知子選手のFS演技後のインタビュー/女子メダリスト会見共、御用意が出来ませんでした。大変申し訳ございません。
ISUのリリースによりますと、(※元の日本語→英語→日本語訳です)「今日はこれまでで一番緊張していました。この試合が来シーズンにつながると思います。今日の演技が自信になりました。順位は気にしていません。2位というのがどう、ということではなく、自分の最高の演技が出来た、そのことが一番大切だと思っています。」
宮原選手は食中毒になり、濱田先生は「最後までもつか」と心配されながらも「ウェイトが落ちたのがかえってよかったのかも(笑)」と冗談で周囲を和ませていたそうです。
Haruka IMAI 今井遥選手 FS
112.68 6th overall 175.40 4th
(フリーの演技について) スケーティングとかもちょっと、途中止まりそうになってしまって。自分では、全体としてはあんまりいい出来ではなかったんですけど、まあジャンプは⋯ぎりぎりのところで入ったので、アクセル-トゥループ(2A-3T)以外は、なんとか入ったかな、っていう感じです。
(後半の単発の3Loの予定のところで3Lo-2T-2Loを成功し) あ、ほんとは3連続は前半のサルコウにつける予定だったんですけれども、つけられなかったので、「どこでつけようかな?」って迷って。アクセルトゥ(2A-3T)のところを3連続にしようか、迷ってたのもあって。それでアクセル自体がちょっと失敗してしまったのもあって(笑) (2A-3Tが2Aのダウングレードで単発に) ちょっと判断ミスだったなぁ、って思ってます。
やっぱりその、アクセルトゥ飛ぶ前に、アクセルトゥじゃない他のジャンプのことを考えてしまったんです。「この後のジャンプ大丈夫かな?」って。それが、ほんとにアクセルトゥのミスにつながってしまったので。ジャンプの前は次のジャンプのことだけ考えてやらなきゃな、と思いました。
トゥループをどこにつけようか、っていうのを迷ってしまって。アクセルトゥの後につけようか、それともループでつけようか⋯ってすごい迷いながらやってしまいました。
(2Aに入る)途中で、足首がぐにゃってして、きゅってなっちゃって、それで、そのまんまぐにゃって入って行っちゃって。後半のジャンプ全部、その後から大丈夫かな?って心配だったんですけど、他はなんとか、(2Aは)左足(踏切)だったんでループ(右足踏切)とかは問題ないから大丈夫だと思いました。
(「4位」という結果には) んー⋯残念⋯表彰台に乗れなかったのはすごい残念で悔しいんですけれど、でも、フリーが6位っていうことを考えると、まぁ⋯4位に留まれただけでも(苦笑)、よかったのかなっていう気もしますし、半々な気持ちです。
(今大会を振り返って) ショートはすごい落ち着いて出来て、フリーでも、これだけ緊張や、「表彰台に上がりたい」けどでもそれを考えちゃいけない、とか、いろいろな気持ちがあった中で、きっと前なら、もっともっとぐだぐだなフリーになっていたと思います。でも、最低限のことは出来たと思うので、そこはまあ成長したかな、と思います。
(来季に向けて) やっぱりまず、三回転三回転のサルコウじゃなくてフリップからやっていこうと思ってます。今シーズンは入れなかったんですけれど、ルッツジャンプは、シーズンオフになってからまたやっていこうと、エラーも出来るだけ直してやっていこうと思います。
全体的にレベルアップさせていきたいです。
(パスカーレ・カメレンゴさんが今大会の練習に現れ、練習を見て頂いたそうです。来季も振付をお願いする、と話されたとのこと)
(ソチオリンピックは) やっぱり、ずーっと一緒にやって来たスケーター達が出るのですごく親近感もわくと思いますし、見てて緊張もすると思うし、すごい楽しみです。
Kanako MURAKAMI 村上佳菜子選手 FS
132.18[PB] 1st overall 196.91[PB] 1st
► フリーの演技を終えて
今出来ることをほんとに全て出せたので、得点見てすごくうれしかったです。
ここまでの国際大会は、ノーミスしてもあまり点数が出ていなかったので、今回もちょっと終わった後不安だったんですけど、でも132点(自己ベスト)っていう点数が出て、それでまだまだ課題もたくさんあるので、そこを改善していけばもっと上がるんだな、っていう自信にもなったので、今回ほんとに出てよかったなと思いました。
(総合でも190点台の自己ベストが出て) もちろん、全日本でもそのくらいの点数が出ていて、こういう国際大会でもそういう点数が出るようになればいいなぁ、と思っていたので、すごくよかったです。
(スピンについては) 足首も痛かったので、右足のスピンがちょっと痛くて、ステップだったりとかも、うまくこう「中で使うやつ」がすごく痛かったので。
全日本の前のようにガッチガチに練習はしてこれなかったので、まあこっからオリンピックまで、ガチガチで練習していきたいなと思います。
(山田満知子先生から) 「よく頑張ったね」と言われたのと、「ちょっとコンビネーションスピンが遅かったよ」っていう風に言われました(苦笑)
(演技後のリアクションは) 今回は良くても悪くても普通でいようと思っていて、フフフ、フフ(恥ずかしそう)、なんで、終わった後は普通にいました(笑)
ここのところ、フリーはほとんどミスがない状態で来ていて、また新たな課題でステップアップも出来ているので、自然に、不安でも自信がついているんじゃないかなと思います。
(今大会は) もう不安しかない状態で、いつもの試合前のような練習も出来なかったので、もうほんとに不安だったんですけど、ここまでまとめられたっていうことは、オリンピックですごいビビっても、きっと良い演技が出来るんじゃないかなという風に思います。
► 右足首の痛みについて
(痛みは) 昨日(SP後の中日)、朝の練習でちょっと痛かったので結構不安だったんですけど、でもあの、痛み止めを飲めば抑えられる痛みなので、よかったです。(演技中は) どちらかというと不安な気持ちで一杯になっていて、「出来るかなぁ」とか「途中でバテないかなぁ」とか、すごいそういうことばっかり考えてました。
(演技に影響が出ず) きっとあの、アドレナリンも出ていて、で痛み止めも飲んでいて、そのことよりも演技のことで頭パンパンになってしまったので。それが「痛い」っていうのよりも強かったので、痛くなかったんじゃないかなー、と思ってます。
足が痛くて気持ちはすごいどん底だったんですけど、でも、この大会に出てすごく良く終えることが出来たので、今はすごく前向きになっています。
► 五輪に向けて
(課題は) 感情もすごく今回は出せていたんじゃないかなと思うんですけど、自分的にスピンがあまり練習できていなくて、先生的にも「スピンがちょっと遅かったね」っていう風に言われたので、そこを改善することと、もっともっとプラスのもらえるジャンプを飛べるようにすること、です。Machiko YAMADA 山田満知子コーチ
(フリーの演技を終え) これで自信がついて帰れるわね。昨日(練習)はちょっと良くなかったんだけど、今朝くらいから「あ、いけるかなあ?」と思ってました。出るか出ないか迷ってたのにねぇ、よかった。
(ステップでレベル4が取れて) フリーもそうだったのよ、ずっと3で、全部(ステップ構成を)変えたから。まぁ、試合ごとの判定によるんで。だけど、やれやれ、かなぁ。
(結果に関して) あんまりウチ、順位とか気にしないんですけど、やったことについては大満足。ちょっとでもポイントを取るために(世界ランキングを上げるために)10番でもいいか、って出て来たので、逆にオリンピックに向けて良い自信につながったんじゃないかなぁ、と思ってるんで、引き続きもうすこしレベルを上げるように頑張りたいなあ、と!だからもう、全然大満足よ!大満足!!うん。
► 五輪に向けたフリー"Papa Can You Hear Me"の変更点
もともと、もうすこしこういう風にしたいねぇ、っていろいろ言ってたところがあったんですけど、(村上選手が)まったく変える自信がなくて、(満知子先生が)「もう、いいよ!このままで。今変えるとキュウキュウになる。」って言って(今大会に)入って来てたの。
それ(変更)をやってみて、かえって良くない、もう一度戻す、っていうの(判断)もある。いろんなことやってみたいな、っていうのはあるんで、もうすこし、まだまだ日にちがあるので頑張りたいと思ってます、ハイ。
(どういうところを変えたいですか?) もっと表現を——この曲っていうのは、女の子が、お父さんのことを想って、男になり切って(女性には学ぶことが認められていなかった神学のひとつ「タルムード」を)頑張っていく、みたいなところがあって、(平山)素子先生とも「強い部分」を出すように、という方向でしてたんですけど、コスチュームも変えようかな、「重厚感」をつけようかな、とか。あと、もうちょっと、「光」?「明るい」とか「楽しい」とかそういう部分も織り交ぜていきたい——「ただの強さ」だけじゃなく、っていうのは考えてるんで。
どうなるか分かりませんけど、もうちょっと「品」が出だすと、⋯もうちょっと点数入れて下さい!(笑) ま、(ここで)出たからいいかな?(笑)
(全日本後に、平山素子さんに振付を見直して頂いたそうです)
brief summary in English
Kanako: It was just what I can do at this moment, moreover, it has room to be improved that was indicated this competition, so I'm going to be fine-tuned for the Games, work on jumps GOEs, spins.
Machiko(her coach): Satisfied Indeed!; FS"Papa Can You Hear Me" needs not only boldness but also more luxuriance, luminosity, that the music captures, as the Jewish girl loves her father, continues to study Talmudic Law pretending to be male after his death.
(Her FS has been arranged by the contemporary dancer Motoko HIRAYAMA, as well.)
Keiji TANAKA 田中刑事選手 FS
116.30 17th overall 178.91 17th
((音源の状態が悪く、短めになっております。大変申し訳ございません))
(フリーの演技を終えて) 今シーズンの中では、変な動揺しちゃったのかなと思いますね。
もし状況がよかったら、すごく活き活き出来たかと思うので、悪かった状況でどうやって試合に持っていくか、ですね。
(練習と本番で変化がありましたか?) メインとサブリンクの感覚が自分の中で違った⋯あんまりそれを言い訳にしたくないですね、緊張した試合とそうでない試合の差があり過ぎますね。
(試合日程が詰まった中の調整で) 疲れはあまりないですけど、気持ちと調子を上げるっていう練習がすこし出来なかったですね。
大会の期間が短くて調子が悪かったと思うので、世界ジュニアに向けて調子を上げたいです。
(ソチオチンピックは) しっかり応援して、トップスケーターの吸収出来るところは吸収して、勉強したいですね。
「まだ、これからのスケート人生の、まだまだスタートです。」
MEN 男子 FS
Nan SONG ナンソン選手
157.38 3rd overall 236.09 3rd
((中国語→英語→日本語訳です))
オリンピックを逃して、もちろん厳しいシーズンとなりましたが、これまで頑張ってこれたことに感謝しています。家族や友人や先生、ファンの方々、皆さんに支えられてソチを目指すことが出来ました。皆さんのおかげでここでメダルを取れたと思います。
Denis TEN デニス・テン選手
150.03 4th overall 226.37 4th
(冒頭の四回転が決まるが次の3Aで転倒になり)これは本当に残念な⋯ただ、最後まで落ち着いた演技ではあったと思います。
(怪我のために)現在、ルッツが良い状態で決まらず、それではメダル争いにも支障が出て来ますけど、四回転が好調になってきたので。ここを切り抜けてオリンピックに向かいたいです。
今シーズン、思った通りに行かないということばかりで、ただ「オリンピックに出られる」ことだけが救いなんです。メダルを狙うというのではなく、ただ「オリンピックに調子を合わせたい、そこで良い演技をお見せしたい」と願うだけです。「必ずベストをお見せします。」
Richard DORNBUSH リチャード・ドーンブッシュ選手
142.31 7th overall 224.44 5th
(フリーの演技は) いまひとつ、でしたかね。少し疲れが出てしまったと思います。今大会がすごく大変ではあったのですが、今大会に込めた気持ちは演技に出ていたと思います。
(四大陸選手権に出て) 精神面の鍛錬というか、どんな状況でも「やることをやらなければいけない」、そこを乗り越えたと思います。それが大きかったです。
Misha GE ミーシャ・ジー選手
123.15 14th overall 188.41 14th
(今日の演技について) どうお答えしましょう⋯(苦笑) 四大陸という大舞台のこのような緊張の中で、ソチオリンピックに向けて、素晴らしい練習になったと思います。ここで調整できて、初めてのオリンピックに臨みます。
ソチに向けて、ジャンプやスピン等もっと状態を上げていきます。
この大きな会場で、僕の演技を初めて御覧になるようなお客さんにも楽しんで頂けて、びっくりしています。台湾の皆さん、それから世界中のファンの方々の応援で、今日も頑張れました。
ファンの皆さんへ「シーズンを通して、良い時も悪い時も支えて下さって、とっっても感謝しています!多大なる力を頂いています。心はいつも皆さんと共にあります。(You're always with us.)」
Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手 Medalists メダリスト会見
FS 159.53 1st overall 236.38 2nd
► 全日本後から現役続行を決めるまで
全日本選手権が終わって一度休みを取り、また練習に入ったんですけども、自分の中で「なんでこのまま競技者としてスケートを続けているんだろう?」という思いが強く、それがずーーーーっと頭の中を駆け巡り、でも「自分で『やる』って決めたからやる!」っていう気持ちが次に湧いて来るけど、またこう「なんでやってるんだろう?」という、それがずーーーーーっと頭の中でぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる(リピート)しながら、練習をしていて。ま、やっぱりそういう気持ちでやっている時には、練習にも力が入らない、ような状態でやって来た。
「四大陸選手権に出る」と決めたから、最後までしっかりやろうと思って来たんですけども、やっぱり気合いが入っている「つもり」で来ていただけで、ショートプログラムの最初の四回転をやるまで、まったく気持ちが入っていなかったことが分かり、だんだん演技をしているうちに「これは試合なんだ」と、ふと感じて、だんだん気持ちが入って来た。
この四大陸の練習を見ていた方には分かるでしょうけど、ジャンプにも全然力が入っていなくて、パンクばっかり。「だめかなぁ〜」とかずっと思ってたんですけど、ショートプログラムが終わって、その次の練習から力が入り始めた。頭の中でも、その四大陸選手権前に考えていたようなこと(「なんでやってる?」)はまったく考えず、頭の中を(ぐるぐるぐるぐる)回らないようになってきて、そこから自分の中で力が入って来て、なので、今日のこのフリーにつながったかな、と思うので。⋯まだまだ甘いなと思っている現状です。
ほんとに、「やる/やめる」っていうのは難しいところだと思うんですけど。これまでにもキレイにスパッとやめてきた選手達もいますし、「なんでこんなバカなことやってるんだろう?」「スパッとやめず、だらだら続けて、なんてバカなんだろう?」っていう風に思っていたんですけども、こういう風に思うからこそ、また来年もやりたいな、と。
(小塚選手のスケーティングのように言葉が流れる、3分間の深イイスピーチが終わった時、場内が拍手に包まれる。※フジテレビさんの放送で映っていたシーンです)
► 高橋大輔選手 Daisuke TAKAHASHI
(高橋選手との「relationship」を教えて下さい、との海外記者の質問に) 「関係」って言われても(笑) まぁ⋯「仲の良い友達」です。
1年前くらいの夏にも家に遊びに行っているような仲ですし、全日本が終わった後にもお互い話し合って、「頑張って来るね」って言ってくれる、そんな「すごく良い先輩」だと思ってます。
これから僕自身続けて行くにあたって、体が動かなくなってくる歳(20代後半)だと思うんですけども、「良いお手本になってくれてる(高橋)先輩がいるな」と思っています。
► これから休みにやりたいこと
東京に帰り、(※タカジョークです)カメラに気をつけながらふらふらする。(場内ウケる) フフッ。(満足そう)
あとは、8級のバッジテストを受けるつもりでいるので、それが2月の半ばにあって、それに向けて。さっき「ふらふらする」とは言いましたけど(笑)、練習をして。8級をしっかりとした演技で取れるように練習をしていきたいなと思っています。
あとは3月に沖縄に行けたらいいな、と。沖縄、1回も行ったことないので。生涯に1回はね、行ったほうがいいかな、と思うので行きたいです!
Takahito MURA 無良崇人選手 FS
158.35 2nd overall 242.56[PB] 1st
Takahiko KOZUKA, Takahito MURA, Nan SONG
@ 2014 4CC
► フリーの演技を終えて
ほんとに⋯ただ一言「よかった。」って、すごく思います。気持ちを切り替えて、新たな目標と共に「四大陸選手権」という試合を頂けたことに本当に感謝しています。出場できてよかったと思っています。第一歩としてやった中で成績を残せたことは、来シーズン、さらにその先に向けて行くにも良い経験になったと思います。ほんとに⋯いつか、「こういうことがあったな。」と思い出せる試合になったんじゃないかな、と思います。
実際のところ6分(間練習)で滑っている時は動きも硬かったですし、正直「大丈夫かな?」と思っていたぐらいなんですけど、自分の曲がかかった時に、「スッて自分に戻れた」ので、練習で詰めてやって来たことがよく出たな、とは思います。
最後のルッツとサルコウは、練習ではあまり気にならないんですけど⋯しんどくて。(着氷が決まらず減点に)「(氷を足で)押していく」のが結構一杯一杯だった感じなんですけど、それ以外の注意すべきところは一応やれたと思うので、そういうところをショートとフリーで両方できたというのが一番大きい収穫ですし、すごい達成感があります。
► 全日本から今大会にかけての取り組み
(全日本後)まず第一に、四回転も含めてジャンプの感覚——体が忘れてしまっている感覚を思い出す、というところから始めて、プログラムに関しては、全日本選手権で出来なかったことを気をつけてやっていた、という形なんですけども。
っていうのは、やっぱり、全日本前と全日本後では、プログラムを練習している自分の気持ちっていうのがすごく違っていて、(全日本後)「もっとこうしようああしよう」という意思が自分の中で生まれて来ていたので、そういうところが大きな違いです。
(全日本を振り返って) (代表候補の)6人の内の1人として全日本に出た中で、自分の自信のなさというか、やってることのレベルの低さに、すごく悔しい思いをして。実際、フリーの最終グループから外れてしまったというその時点で、大分落ち込んではいました。
試合中は思ってなかったですけど、「オリンピックっていう選考から外れている」ような感覚だったな、というのを改めて感じるので、4年後もし全日本で同じような状況になったとしても、「自分が自分に負けない」と、そういう風にしていかなきゃいけない、「もう一度挑戦したい」という気持ちがすごく強かったのが第一です。
► 来季に向けて
(隆志コーチからは) 「高橋選手羽生選手のような、ほんとに世界のトップで争えるようなレベルになっていかないといけない。」それをもっと考えながらスケートをするように、頑張りましょう、ということは言われました。
来シーズンは、この試合のようなものが1試合1試合出せる、っていうことが重要になってくると思うし、そうやっていかないと、点数がもっと伸びていかないんじゃないかな、と思っています。
((会見より))
(オフの過ごし方は) すごくいろいろあったシーズンだったので、ゆっくりしたいという気持ちがあって。すごく忙しくて結婚式を挙げられていないので、オフシーズンの間に結婚式を挙げる、という⋯ (場内 ヒュ〜♡&拍手)
Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手 FS
159.53 1st overall 236.38 2nd
Takahiko KOZUKA, Takahito MURA @ 2014 4CC
(今日の演技について) やっと気持ちが体に付いてきて。諦めずに体を動かし続けた結果、最後の最後に気持ちがやっと自分の中に付いてきて。それで最後までもってくれたので。小さなミスはあって、そういうところは反省しないといけないんですけど。
とりあえず、(全日本後の)あの気持ちで、あの状況で、今シーズンを終わらせたくなかったんです。ほんとに、良い演技が出来てよかったなと。あそこで終わってしまうと、絶対来シーズンにも、その気持ちがまた出てしまうし、それ以外に何か違うことをするにしても、あの気持ちを引きずっていては、絶対「人生の重荷になる」。とりあえず、ここで区切りをつけて。
これだけたくさんの皆さんが応援して下さって、たくさんのメッセージも頂いていますので、ほんとに幸せですし、なんだろう⋯こう、そういうのが昨日の1日の中でもフツフツと湧いてきて、「ここでやらなきゃ、男じゃないだろ!」みたいな、そういう感じがしたんですけど。
ファンの皆さんが、毎回毎回、海外までこうやって応援に来て下さって、すごくうれしいですし、力が出ますし、今回は、自分のノッてなかった気持ちを一番引き上げて下さいました。
(得点的には) 今日はここで良い悪いは⋯あの、ショートプログラムは、気持ちが入ってない分、というのが得点に響いているかな、と思うので、あれ(76.85)は気持ちの面だと自分の中で言い聞かせています。
(「気持ちが入った」のは) 実際のところショートが終わった時点で、「ハッ 試合だ!」と気付き(笑)、そこからちょっとずつエンジンがかかってきた、という感じなんですけど⋯(※ここからタカジョークです)パパッと切り替わったのは、昨日「牛角」行ってからかな。(一同 笑) 久し振りに焼き肉を食べてホッとした、というか(笑) フフフフ、フフフフ。(ウケて満足している様子)
(※真剣に)「あの気持ち」っていうのは、やっぱり試合でしか晴らせないと思うので。自分の中で消化し切れない問題だな、と。やっぱり、この試合に出てよかったなと今思ってます。
(去就については) このまま終わらせるわけにも僕はいかないので。ま、体が続く限り⋯やっとこの体(股関節故障後のコンディション)に慣れてきたと思うので、また、来季はグランプリシリーズから頑張っていきたいと思います。
(引退は考えましたか?) 全然考えてなかったわけでもないですし、かと言って考えてたわけでもないんですけども、なんでしょうね⋯「今これで終わるのもイヤだな」と。
「競技者として、なんでやってるんだろう?」「プロになってもスケートは出来ることだし」とか、他にやることも一杯あるだろうし、「これ(競技)になんで固執してるんだろう?」って考えてたんですけど。自分の中でちょっと「(今引退するのは)もったいない」ところがあったのかな、と思いました。
新たな目標を持ってやっていく、というのも大事だなと思います。
(「新たな目標」とは?) 今は全然見えてないです。「(現役で)やる」という決心がついただけで、全力で、この現役⋯「現役」って言ったらおかしいですけど、「競技者」としてやっていきたいなと。
(プロと「競技者」の違いは) 試合で、自分の出番を待ってるまで、っていうのが、すごく緊張して長いんですけど、その「緊張感に耐える」とか「我慢する」、その気持ちっていうのが、フィギュアスケートだけではなくって全てに通ずることだと思うんですけど、「自分を育ててくれてる」と、そういう風に感じているので。
(これから目指すスケーター像) 「限界を決めずに、限りなく成長していく。」体がキツくなっていくのはもちろんだと思いますけど、先輩方に良いお手本がいるので、続けていきたいな、と。
Mirai NAGASU 長洲未来選手 PURICH/TRAN ピュリッチ/トラン組 Abzal RAKIMGALIEV アブザル・ラキムガリエフ選手
Mirai NAGASU 長洲未来選手 SP
55.39 9位
((英語→日本語訳です))
先週の全米選手権にピークを合わせて、そこで最高の演技をして⋯五輪代表になれなかったのですが、気持ちを切り替えて、そこから調子を戻そうと努めたものの、調整が難しかったです。応援して下さる皆さんの御期待に添えず、残念に思っています。
(今大会も含めて)全米までは無良(隆志)先生にお世話になっていました。今後のことはまだ決まっていません。
Natasha PURICH/Mervin TRAN ナターシャ・ピュリッチ/マーヴィン・トラン組 FS
98.23 5th overall 147.80 5th
(以下マーヴィン・トラン選手)
ショートは雑(rough)でしたね。(ナターシャ: 緊張してて⋯)
フリーはカナダ選手権のような演技が出来たと思います。この1年大変でしたけれども、ショートの後、「最後の最後まで闘うぞ」と。十分闘えたと思います。(ナ: ハイ![Yeah!])
(ペア初年度は) 短かったです!(ナ: ⋯長かったです!!!) 時が過ぎるのが早かったです(笑) (It was a fast year. haha) すごく意欲的に頑張った(keen)、ただただ、経験、経験、そして経験、という(just learning, learning, and learnig)⋯
(五輪は) テレビで見ます。カナダの皆や仲間を応援します。
Abzal RAKIMGALIEV アブザル・ラキムガリエフ選手 FS
121.88 15th overall 184.13 15th
(今日の演技は) Good. 今日は五輪前の練習、と思ってやりました。2度目となるオリンピックで、4年前よりクリーンに滑りたいし、素晴らしい演技がしたいです。
ファンの方々へ:「僕のプログラムを楽しんで下さい。僕は、自分自身と見て下さる皆さんのために滑っているんです!」
Emi HIRAI/Marien DE LA ASUNCION 平井絵己/マリオン・デ・ラ・アソンション組 FD
55.71 13th overall 99.82 11th
► 今日の演技を終えて
平井: ぎこちなかったです。勢いがなかった。調整不足の面があった中大きなミスがなく、それは良い経験になりました。
アソンション: この10日間というもの、大変でした。そんな中、得点が出たので、期待以上です。
► 今季を振り返って
アソンション: 今シーズンはどの試合でも点が出て⋯フリーは特に。ただ、今日に限ってよくはなかったですね。でもシーズン通して好調で来ていると思います。平井: 今年は飛躍できた年。今日の得点は伸びなかったですけど、フリーは私達のキャラクターを表現できていると思います。
来シーズンもまた二人で新たに歩み出したいです。
► 平井/アソンション組の特徴とは
平井: メリハリのある、いろんなキャラクターになれるところでしょうか。
アソンション: でも、もうちょっと演技全体的に速さを出したい、なかなか早急には出せませんけど。
アソンション: 練習でも、二人でいるとイイ感じです。あの⋯ケンカもしませんし(笑)
平井: 彼が、「今こういう気持ち?」と英語で聞いてくれたりとか。(フランスで)分からないことがあったらいろいろ気にかけてくれますけど(照)
Kanako MURAKAMI 村上佳菜子選手 SP
64.73 1st
Zijun LI, Kanako MURAKAMI, Haruka IMAI @ 2014 4CC
► 村上選手の到着まで場をつなぐ山田満知子コーチ
——ショートの演技について
山田: まぁちょっと元気なかったねー、そういうところが課題かなぁ。ステップでずっと(レベル)4を狙ってたつもりが、なかなか4をもらってなかったの。そこを直してたので、それでオリンピックまでにどう評価されるか——一応(今大会で)4取れたので、これでオリンピックに向けてやったらいいと思う。
全日本のように行かなかったけど——ちょっと迫力がなかったねー。(余裕があったのでは?)余裕はね、だから泣かなかったでしょう?(笑) 全日本の時は(キス&クライで)「泣かない、泣かない」って(笑)、自分で言って。
——五輪の直前となる今大会出場の目的について
山田: (全日本からショートを)替えたから、と言うよりも、やっぱり問題点を変えてやってたんで、スピンなんかでも、いろいろ気になるところがあるから、そのチェックかな。
「カナ、チェンジチェンジー。」
(以下、村上選手)
► ショートの演技を終えて
うまくまとめることは出来たんですけど、すごく悔いは残ってます。なんか、もっとほんとは出来るんですけど、靴の問題とか、万全ではなかったので、その緊張がそのまま出てしまって、スピードもほとんどなかったですし、もっとスピンも出来たと思うし、ジャンプももっと綺麗に飛べると思うので。
ほんとに、中国(杯)とかロシア(杯)の気持ちだったので、滑る前は。「またああいう風になったらどうしよう」みたいな気持ちの中でも、ここまでまとめたことは、成長したかな、とは思うんですけど、ほんとはもっとやりたかったです。
(演技前の腕を振り払う動作は) 一番最後の滑走だったので、6分間練習が終わってから、ちょっと体がなまってて、一応動いてはいたんですけど、気合い⋯あれやるとすごくあったまって(笑)、体が動くので、あれをやって。やるといつも調子が良いので。
(宇野昌磨選手の真似、とのことです。☞ 昨年の四大陸選手権の記事参照)
► ステップのレベル4への取り組み
(演技を)何回も見直して、ローテーションが足りないのかな、というので、ローテーションをもっと入れたりとか、トゥステップをもっと分かりやすく入れたりとか。ほんとに出来るだけレベル4の取れる、見やすいステップにしよう、ということで変えました。
(レベル4の結果を伝えられ)「おぉー。(拍手) よかった!」
練習の時はもっと出来ていて、精一杯やり切りたいです。
► 2011-12シーズンの同プログラム"Violin Muse"の変化
前の時よりも重みのある滑りが⋯ま、まだほんとは出せてないんですけど、練習で手応えを感じているのは、ちょっと「重み」が出て来て、感情もすごくうまく出せるようになったかな、という感じです。
同じ曲なんですけど、「人を引っ張っていくような強い女性」というか、今回はまったく違ったテーマでやっています。
素子先生(振付に携わった平山素子さん Motoko HIRAYAMA 名古屋市出身のコンテンポラリーダンサー・振付師)が「今回は『もがき』じゃなくて『強い女性』を演じてほしい」と。
(前回と今回と)両方共すごく理解しやすいです。曲を聴いてると、自分のプログラムの両方想像できるので。両方ともスッとイメージがわきました。
素子先生がやっぱり、すごく想像しやすい(表現の)例を挙げて下さって、素子先生と出会ってから演技がすごく楽しくなりました。
(イメージとしては) もう成長したので、「もがき」とか「苦しみ」よりも、「何かに向かって生きていく」というか。人を引っぱりながら。でもちょっと苦しいところもあったり、そういうのを、素子先生が「出来たらいいな」と。
(「成長した」というのは) ある意味強くなったんですけど、ある意味弱くなったかな、と。こういうシニアの試合には大分慣れてきたし、大分「自分」っていうものも持てるようになったんですけど。昔は怖いもの知らずだったから、こういう舞台にでも「バァーン」と出て来てたんですけど(笑)、それがちょっと、「怖いもの知っちゃった」というか(笑)、それが出来なくなったな、というのはちょっとあります。
► 今大会の出場について
(怪我もあり出場しようか悩んだが) 新たな課題も見つかりましたし、こういう万全じゃない状態でもここまでまとめることが出来た、っていう自信にもなったので、まだフリーが終わってないですけど、今の気持ちとしては、(四大陸に)出てよかったな、と思います。
(フリーに向けて) 出来るな、とも思うし、絶対やってやる、っていう気持ちになりました。
brief summary in English
Machiko(her coach) was unsatisfied, "less energetic" for her SP performance, and Kanako quoted "need to show my capability more&more";
SlSt level 4, that was long-awaited, as kanako and coaches had been trying to earn its level 4, changed its variation;
2011-12 legacy Violin Muse theme - struggles, pain / new muse is the determined, iconic woman who inspires people, overcoming difficulties. a female Japanese contemporary dancer Motoko HIRAYAMA arranged the choreography (both of versions);
even though she's struggling with boots trouble(injury in her right foot), "glad to compete here, that does make me confident, motivate me into the Games."
Takahito MURA 無良崇人選手 SP
84.21[PB] 1st
((申し訳ございません。リンクを誤りました。小塚選手SPは ☞ こちら にございます))
Richard DORNBUSH, Takahito MURA, Nan SONG
@ 2014 4CC
► ショートの演技を終えて
父親(隆志コーチ)に「今シーズンやって来て、やっと自分らしい演技が出来たね」と言われました。今シーズン応援してきて頂いた方々にも、やっと自分らしいものが見せられたな、と思います。
今日は最後の最後まで、スピンとか細かいところまでレベル取れてるかどうか見てないんですけど(レベル4のスピンが2つの他、レベル3のスピンとステップ)、注意点への意識を持って最後までやれたので、そういうところが、今シーズンやって来た中で一番良いものだったな、とは思いますね。
最後のステップでもうちょっと滑り切れたらな、というところ以外は、自分が今出来る一番良いものではないかな、と思います。
(点数に関して) ジャンプの内容を思えばもう少し出てもいいかな、とは思いますが、今シーズンを通して良いものをやれていないので、この点数が出ただけでも十分なのかな、という気はしてます。
(今日のジャンプについて) アクセルとか、着氷のところがうまく行かなくて、「自分の感覚よりも自分の体のほうが強く飛んじゃってる」という感じで、開くタイミングだったりがすこし合わなかったので、その点が不安ではあったんですけど。ルッツトゥのコンビネーション(3Lz-3T)も怖い感じで⋯後ろに3(T)がついたのでよかったね、っていう感じです。
(ジャンプ成功のポイントは)「自分の体をしっかり張って」注意するところはいくつかあるんですけど、6分間(練習)でもそういうところが自分のイメージしている通りに飛べたので。注意するところだけしっかりやって、あとは「変に力を入れないように」というのはすごく意識しています。
現地に入ってからの練習もその前の練習も含めてですけど、ほんとに良い状態で来ているので、そういう点では全日本よりも、格段、安心して試合に臨めています。
今シーズンをもって引退する選手の次のポジションに自分がつくために、来シーズンも頑張らなきゃいけない。そのためにまた気持ち切り替えてやろう、と思ったところに四大陸の試合が決まって。靴も新たに替える、ということで「気持ちも新たにやっていこう」としていたところで。四大陸に出ることが出来て本当によかったと思っています。
(2012年の愛知国体以来、小塚選手と帯同して)タカちゃんも頑張ってるし、僕も頑張らなきゃ、っていう「お互い頑張ろうね」っていう気持ちです。
► フリーに向けて
(1位でショートを折り返し)順位というものはあまり気にしないで、今の調子・今の自分の状態っていうのを信じて、フリーもしっかりやりたいと思います。
(1日空くことで)逆に、「明日(フリー)」ということになると気持ちの持っていきようがうまく行かない、というか。「1日気持ちを整理する時間をもらえた」と思ってやりたいです。
ジャンプは「良し悪し」というのがその時々であるので、それ以外のところを⋯やっぱり今シーズン通して思うのは、「四回転を飛ばなきゃ!」という意識がすごく強くて、そこを失敗することによって他の部分でも自分が前向きに進んで行けなくて、それであんまり点数が伸びていかなかったのかな、っていうのも若干あったので。そういうもの(ジャンプの出来)に関係なく、最後の最後までやれた、というのは今日の実感としてあります。それをフリーでもしっかり出せればいいな、と思います。
Haruka IMAI 今井遥選手 SP
62.72[PB] 3rd
(今日の演技を終えて) 全日本の後、3-3の回転を満たすためにサルコウを修正していて、正直、ここに来るまで、すごくギリギリで!もうちょっと時間がほしかったっていうのが本音でした。滑る直前も、自信があったわけではなく、むしろ不安の方が大きくて⋯ 最終滑走ということもあって(待ち時間が)1時間も長くって、自分自身少し疲れてしまっていて。その中での演技だったので、私的には、今回の演技は全体的にスピードが落ちていて、納得の滑りではなかったんですけれど。
でもジャンプが入っちゃったことに自分でもちょっと(笑)、ここまでうまく行くと思っていなかったので!びっくりしているのと、すごくうれしいのと。
(最終滑走までの間は) 6分練習の時から疲れを感じていたので、本当に、ほとんど休んでました!靴を脱いで、ずーーーっと椅子に座ってて。体力を減らさないように、多分動いてたのは5分もなかったと思います。
(演技前は) これで完成した!という状態で来ることが出来なかったので、本番の直前もちょっと弱い気持ちが出てしまったんですけれど。でも、もう「行くしかない!」っていう強い気持ちを持っていけたので、それが成功につながったかなと思います。
(日本人観客以外からもスタンディングオベーションを受けて) すごくうれしかったです!「一人じゃない」って思えて心強かったです。
全日本の時も同じように感じました。(応援が)6分練習の時からうれしかったです。バナーとかも出ていてうれしかったです。
(PB更新ですね?) そうなんです!私ジュニアデビューした時のスコアがずーっとパーソナルベストだったので。だから更新したいなと思っていたんですけど、でもなかなか難しくって(笑) でも、よかったです、ハイ(喜)
(演技構成点も過去最高で) びっくりです。こんなに頂けると思っていなかったので。特に国際大会では⋯グランプリ(シリーズ)の時、25点だったんですよ(笑) それが一気に28点まで上がって!あの、すごく⋯こんなに頂いてしまっていいのかなーって⋯
(初めてのスモールメダルの感想は?) 全然、ショートで3位に入るなんて思ってもいなかったので。⋯私、ショート苦手ですし⋯ウフフ(照れ笑い) だから、完全に驚きでした。
(ジャンプの修正は) 右に(サルコウの)軸が倒れてしまうことがあって、そうすると回転も足りなくなってしまいますし、セカンドもうまく流れなかったので、軸が斜めにならないように、そのまんま飛ぶように。飛ぶ前から軸を倒さないで、すぐに飛ぶようにしました。
(修正はコーチに言われたことではなく)自分で直さなきゃって思ってやりました。全日本の時は良かったんですけれど、終わってからちょっと、気持ち的に崩れてしまって⋯いろいろあって、うまく行かない練習が続いて⋯?って言うほど続いてもないですけど、何回かあったので。「セカンドが回転不足だと今後やっていけない」と思いましたし、だったら早いほうがいいと思って直しました。
(修正後は)回転不足がだいぶ少なくなってきていて、良い傾向はあったんですけれど。でもやっぱり修正した分、サルコウ自体が不安定(になった)というのがありました。本当に、「大丈夫かな」っていう、いろいろな思いはあったんですけれど。
でも最後に覚悟を決められたのが、良いショートプログラムにつながったかなと思います。思い切って修正してよかったなと思います。
(今シーズンを振り返って) (体調不良があった)グランプリで本当に、「これで全日本がダメだったら、もうどうなっちゃうんだろう」って思いがあって崖っぷちだったから、そこから全日本で良い演技が出来たので、少し自分自身落ち着いて滑れるようになったのが成長したかな。
フリーは1日空くので、今日の気持ちはきっちり切り替えて。順位を目指すとかではなく、自分のやって来たことをすべて出し切りたいです。(自信は?) う〜ん⋯明日の練習を頑張ります(笑) また練習して、明後日に!
Satoko MIYAHARA 宮原知子選手 SP
60.27[PB] 4th
► 今日の演技について
思った以上に点数が出て、すごい嬉しかったです。
(予想より得点が高かったのは) 初めの三回転三回転(3Lz-3T)が練習の6分間の時はよかったんですけど、大分(回転が)足りないかなと思ったので、ちょっとどうかなっと思ったからです。(3Tが回転不足の判定)
(回転不足になったのは) ちゃんと降りようと思ってもっとスピードを出せばよかったんですけど、ちょっと丁寧に慎重に行ってしまったかなと思います。
(演技前にジャンプの確認を繰り返して) 不安があったわけではないですけど、ノーミスでショートをしたかったのでずっと確認していました。
(ステップからプログラムが始まり) ステップで、頑張って体を大きく動かして緊張をほぐすようにしています。ジャンプの直前は緊張するんですけど、少しはましかなと思います。
(大入りの全日本との違いは) お客さんの数も関係していると思うんですけど、それだけじゃなくて「(ISUのChampionsipsの)四大陸選手権」って試合、っていうのがあって、ちょっとだけ緊張しました。
► シニアとジュニアの違い
出てる選手は、皆知ってる選手とかテレビで見るような選手とか⋯ それで、練習とかでも「スピードが違うな」っていうのと、あとは、会場の雰囲気。いつもお客さんが多くて「シニアの試合」っていうのを感じます。
► フリーに向けて
今日よりももっとスピードを出して思い切って。緊張しても、それを振り払えるくらいスピードを出していけるように頑張りたいです。
Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手 SP
76.85 4th
(今日の演技を終えて) こっち入ってからですけども、気合いも入ってきてましたし、練習不足以外のなにものでもない。
(全日本にピークを合わせた後の今大会となり) やっぱり1週間2週間でここまでバァーッと仕上げてきて、練習ほとんどしてないので。それ(全日本)に比べたら全然練習してない状態で来たので、やっぱり緊張もしますしどうなるか分かんないですし、それはしょうがないというか。ここで悪あがきしたところで何も変わらないので。
やっとルッツトゥ(3Lz-3T)は綺麗に出来たんですけども。四回転(ダウングレード、両足着氷、ステップアウト)はね、こっちに出て来てから1回飛んだだけですので、全日本以来その1回だけですから、あれも⋯しょうがないっちゃあしょうがないですし。
で、練習に比べたら、今日はあんな点数(76.85)でしたけど、まだまだ練習以上のことは出来たんじゃないかなと。
これ以上何も言うことはないかな、と思います。
(コンディションとしては) 体はキレてる(動きは良い in a good shape)けど体は締まってない(調子が合わない not in-form)、締まり切らない感じ。
そこをうまく切り抜けるか、っていう。
今日、曲鳴った瞬間に、間違いなく全日本とは違う感覚でした。やっとこれで気合い入るんじゃないか、と。気合い入っているつもりで試合に臨んではいたんですけど。開き直って頑張ります。
やると決めたからには最後までしっかり、気を抜かずにやりたいです。
今日はとにかく体も動いてなかったですし、最後スピードもなかったですし、ステップ最後まで届いてなかったですし。もう間違いなく、もうなんだろう⋯「練習してないってのがまる分かり」、自分でも分かるショートだったな⋯「よくあそこまでまとめたな」っという感じです。残念ですけど。
MEN 男子 SP
Richard DORNBUSH リチャード・ドーンブッシュ選手
82.13 2nd
(四回転サルコウが回転不足になったものの)「99%の出来!」
(全米選手権でショート2位からフリー8位に沈み) もう1度フリーを滑るチャンスを頂いたので、もう1度「トップを目指せる」ってことを見せたいです。
(今シーズンはこれが最後の試合になる予定)
Denis TEN デニス・テン選手
76.34 5th
五輪に向けてのプロセスになりました。(怪我から回復し) うまく調整していると思います。(怪我に悩まされ、靴も5足替えることになったが) 今シーズンを良い経験にします。
Jeremy TEN ジェレミー・テン選手
75.21 6th
よくコントロールされた、自分らしい演技が出来ました。練習通りに行ったと思います。
カナダ選手権が昨日のことのようですが(笑)、うまく調整してここに来たと思います。
今大会の目標は自己ベストを出すこと、だったのですが、ショートはベスト(ネーベルホルン杯の76.49)まで1点位に迫りましたし、フリーでベストを出して総合での自己ベストを狙います。
Adam RIPPON アダム・リッポン選手
72.90 8th
全米選手権から日もなくここに来ましたので、自分の出来ることを全て出そう、ということで四回転を入れませんでした。今日はあまりよくなかったですが、フリーはもっと出来ると思います。
五輪出場を逃してこの四大陸に出場するのは大変でしたが、派遣されてありがたく思っています。いろんな思いが、今日の演技でこみ上げてきました。
(3F-3Tに出来なかったのは) フリップのランディングのタイミングが遅れたと思います。そうなると難しいです。
Elladj BALDE エラッジ・バルデ選手
64.33 13th
カナダ選手権にピークを持ってきていましたし、調整が難しかったのですが、よく仕上げてきたと思います。どうにかここで良い成績を出してベストの演技が出来れば。
四回転が失敗しても(3Tに)、「ひとつひとつ(one thing at a time: 練習仲間のパトリック・チャン選手のキーワード)」大切に、次の要素に落ち着いて取り組もうと思っていました。
演じることが好きです。
Marien De La ASUNCION マリオン・デ・ラ・アソンション選手 SD
44.11 11th
(今日の演技は) フィンステップはあまりクリーンではなく、最後のステップからツイズルにかけてはよかったと思います。序盤はすこし一杯一杯で、そこから上り調子で滑った感じです。
今シーズンは、より自信を持ってストレスなく臨めています。それが結果にも表れていると思います。来シーズンは、もっと上を目指します。(Next Season, I want more.)
(初めての台湾はどうですか?) cool(イケてる)です!(笑) いや、warm(あたたかい)なところが気に入っています(笑) 皆さんもそうですよね?素敵なところです⋯まだホテルとリンクとその周辺しか出歩いてないですけど。四大陸に出場できてよかったです。
Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手 Tue. 火曜日
((録音状態が悪く、いつもとは違う「要約」でお届けします))
(会場のリンクは) 氷が凄く「しまっている」ので、押さえてないと氷から弾かれてしまう。無良君に話を聞いたら「昨日は氷が最悪」だったけど、今日は滑りやすいです。
(年明けの始動は) 練習ではないんですが、(水泳の)立石(諒)君と貸靴で行ったり、2日に1回は滑っていたので劣化せずに出来ました。練習していたわけじゃないのでちょっと落ちてるかな、と。でも滑ってみたら滑れました。
(今大会出場に際して) 自分と見つめ合い、「出ると決めたからには出る」。これからのことは試合に出てから決める。
(年末は) 3日くらい旅行に行っていました。友達と香川に行って、うどん打てるようになりました!小麦粉から!水と塩水、小麦でこう⋯(手で粉を打ち、足でうどんを踏む動き) あと「金毘羅さん」!結構行ってるんですけど、そこの階段⋯785段、それを全部1段飛ばしで上がるのが好きで今年もやりました。30日におみくじを引いて大吉が出ました。
Takahito MURA 無良崇人選手 Tue. 火曜日
((録音状態が悪く、いつもとは違う「要約」でお届けします))
(今日の練習について) 今日は気持ちよく良いコンディションで滑れました。
リンクの氷の状態が良くなかったです。
今期は(来週の)国体とオランダの試合でこのシーズンは終わるつもりだったんですが、出場できることが凄くありがたいです。
全日本の時は自分に自信がないまま演技をしてしまって、まず自分に自信を持つことが大事ですね。まだ試合が始まってないんでわからないんですけど、動き的にも身体的にも良い状態になっているので、あとは自分の気持ち。
自分の目標が出来たからやる気になれた。
今回デニス(テン選手)とか、オリンピックに出る選手が出てる中、ここでやれることやれれば、次に向けて、来シーズンに繋がっていくと思います。「凄くやる気が溢れてます。」
(織田信成選手の引退により今大会への出場が決まった際に) 自分がどうこうというよりも「ああもう(織田選手が)引退するんだ⋯(哀)」って気持ちの方が強かったですね。本当に小さい頃からずっと一緒にやっていたので。
譲っていただいたので、その分代わりにしっかりやりたい。
(全日本を振り返って) 練習を積んで来ましたし、公式練習の中でも四回転を何回か飛んでいたんですけど、自分の思う通りに飛べるのがなかったので、そういう意味で自信がなかったです。
(全日本の結果を受けて)「オリンピックに出たい」という気持ちがあるんですよ、自分が出来る限り4年後に向けてやろうという気持ちがある。切り替えをしています。そういう意味では吹っ切れたのかなと。
やっぱりこの歳(22歳)で引退するのは⋯「やることやれていないのに引退するわけにはいかない」。
「大ちゃん(高橋大輔選手)のような不動のポジションに、自分がなっていかないといけないな」って思いがある。
Keiji TANAKA 田中刑事選手 Tue. 火曜日
((録音状態が悪く、いつもとは違う「要約」でお届けします))
四大陸選手権は上位の選手も出るので勉強になります。
いつもと緊張が違います。頂いたチャンスを活かし、シニアのグランプリに向けて経験を積みたいです。
(試合が続いて)コンディション的にはきつい状態ですが、全ての試合に意味があるので頑張っていきたいです。
オリンピックを意識しています。(町田)樹君とたまに練習するんですが、「凄いな」と思いつつ、自分が4年後どうするかを考えながら勉強させてもらっています。
--✄--edited for J SPORTS--✄--
Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手 火曜日インタビュー Tue. mixed zone interview
((録音状態が悪く、いつもとは違う「要約」でお届けします))
(会場のリンクは) 氷が凄く「しまっている」ので、押さえてないと氷から弾かれてしまう。無良君に話を聞いたら「昨日は氷が最悪」だったけど、今日は滑りやすいです。
(年明けの始動は) 練習ではないんですが、(水泳の)立石(諒)君と貸靴で行ったり、2日に1回は滑っていたので劣化せずに出来ました。練習していたわけじゃないのでちょっと落ちてるかな、と。でも滑ってみたら滑れました。
(今大会出場に際して) 自分と見つめ合い、「出ると決めたからには出る」。これからのことは試合に出てから決める。
(年末は) 3日くらい旅行に行っていました。友達と香川に行って、うどん打てるようになりました!小麦粉から!水と塩水、小麦でこう⋯(手で粉を打ち、足でうどんを踏む動き) あと「金毘羅さん」!結構行ってるんですけど、そこの階段⋯785段、それを全部1段飛ばしで上がるのが好きで今年もやりました。30日におみくじを引いて大吉が出ました。
Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手 FS インタビュー mixed zone interview
159.53 1位 overall 236.38 2位
Takahiko KOZUKA, Takahito MURA @ 2014 4CC
(今日の演技について) やっと気持ちが体に付いてきて。諦めずに体を動かし続けた結果、最後の最後に気持ちがやっと自分の中に付いてきて。それで最後までもってくれたので。小さなミスはあって、そういうところは反省しないといけないんですけど。
とりあえず、(全日本後の)あの気持ちで、あの状況で、今シーズンを終わらせたくなかったんです。ほんとに、良い演技が出来てよかったなと。あそこで終わってしまうと、絶対来シーズンにも、その気持ちがまた出てしまうし、それ以外に何か違うことをするにしても、あの気持ちを引きずっていては、絶対「人生の重荷になる」。とりあえず、ここで区切りをつけて。
これだけたくさんの皆さんが応援して下さって、たくさんのメッセージも頂いていますので、ほんとに幸せですし、なんだろう⋯こう、そういうのが昨日の1日の中でもフツフツと湧いてきて、「ここでやらなきゃ、男じゃないだろ!」みたいな、そういう感じがしたんですけど。
ファンの皆さんが、毎回毎回、海外までこうやって応援に来て下さって、すごくうれしいですし、力が出ますし、今回は、自分のノッてなかった気持ちを一番引き上げて下さいました。
(得点的には) 今日はここで良い悪いは⋯あの、ショートプログラムは、気持ちが入ってない分、というのが得点に響いているかな、と思うので、あれ(76.85)は気持ちの面だと自分の中で言い聞かせています。
(「気持ちが入った」のは) 実際のところショートが終わった時点で、「ハッ 試合だ!」と気付き(笑)、そこからちょっとずつエンジンがかかってきた、という感じなんですけど⋯(※ここからタカジョークです)パパッと切り替わったのは、昨日「牛角」行ってからかな。(一同 笑) 久し振りに焼き肉を食べてホッとした、というか(笑) フフフフ、フフフフ。(ウケて満足している様子)
(※真剣に)「あの気持ち」っていうのは、やっぱり試合でしか晴らせないと思うので。自分の中で消化し切れない問題だな、と。やっぱり、この試合に出てよかったなと今思ってます。
(去就については) このまま終わらせるわけにも僕はいかないので。ま、体が続く限り⋯やっとこの体(股関節故障後のコンディション)に慣れてきたと思うので、また、来季はグランプリシリーズから頑張っていきたいと思います。
(引退は考えましたか?) 全然考えてなかったわけでもないですし、かと言って考えてたわけでもないんですけども、なんでしょうね⋯「今これで終わるのもイヤだな」と。
「競技者として、なんでやってるんだろう?」「プロになってもスケートは出来ることだし」とか、他にやることも一杯あるだろうし、「これ(競技)になんで固執してるんだろう?」って考えてたんですけど。自分の中でちょっと「(今引退するのは)もったいない」ところがあったのかな、と思いました。
新たな目標を持ってやっていく、というのも大事だなと思います。
(「新たな目標」とは?) 今は全然見えてないです。「(現役で)やる」という決心がついただけで、全力で、この現役⋯「現役」って言ったらおかしいですけど、「競技者」としてやっていきたいなと。
(プロと「競技者」の違いは) 試合で、自分の出番を待ってるまで、っていうのが、すごく緊張して長いんですけど、その「緊張感に耐える」とか「我慢する」、その気持ちっていうのが、フィギュアスケートだけではなくって全てに通ずることだと思うんですけど、「自分を育ててくれてる」と、そういう風に感じているので。
(これから目指すスケーター像) 「限界を決めずに、限りなく成長していく。」体がキツくなっていくのはもちろんだと思いますけど、先輩方に良いお手本がいるので、続けていきたいな、と。
Takahiko KOZUKA 小塚崇彦選手 男子メダリスト会見 Medalists press conference
► 全日本後から現役続行を決めるまで
全日本選手権が終わって一度休みを取り、また練習に入ったんですけども、自分の中で「なんでこのまま競技者としてスケートを続けているんだろう?」という思いが強く、それがずーーーーっと頭の中を駆け巡り、でも「自分で『やる』って決めたからやる!」っていう気持ちが次に湧いて来るけど、またこう「なんでやってるんだろう?」という、それがずーーーーーっと頭の中でぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる(リピート)しながら、練習をしていて。ま、やっぱりそういう気持ちでやっている時には、練習にも力が入らない、ような状態でやって来た。
「四大陸選手権に出る」と決めたから、最後までしっかりやろうと思って来たんですけども、やっぱり気合いが入っている「つもり」で来ていただけで、ショートプログラムの最初の四回転をやるまで、まったく気持ちが入っていなかったことが分かり、だんだん演技をしているうちに「これは試合なんだ」と、ふと感じて、だんだん気持ちが入って来た。
この四大陸の練習を見ていた方には分かるでしょうけど、ジャンプにも全然力が入っていなくて、パンクばっかり。「だめかなぁ〜」とかずっと思ってたんですけど、ショートプログラムが終わって、その次の練習から力が入り始めた。頭の中でも、その四大陸選手権前に考えていたようなこと(「なんでやってる?」)はまったく考えず、頭の中を(ぐるぐるぐるぐる)回らないようになってきて、そこから自分の中で力が入って来て、なので、今日のこのフリーにつながったかな、と思うので。⋯まだまだ甘いなと思っている現状です。
ほんとに、「やる/やめる」っていうのは難しいところだと思うんですけど。これまでにもキレイにスパッとやめてきた選手達もいますし、「なんでこんなバカなことやってるんだろう?」「スパッとやめず、だらだら続けて、なんてバカなんだろう?」っていう風に思っていたんですけども、こういう風に思うからこそ、また来年もやりたいな、と。
(小塚選手のスケーティングのように言葉が流れる、3分間の深イイスピーチが終わった時、場内が拍手に包まれる。※フジテレビさんの放送で映っていたシーンです)
► 高橋大輔選手 Daisuke TAKAHASHI
(高橋選手との「relationship」を教えて下さい、との海外記者の質問に) 「関係」って言われても(笑) まぁ⋯「仲の良い友達」です。
1年前くらいの夏にも家に遊びに行っているような仲ですし、全日本が終わった後にもお互い話し合って、「頑張って来るね」って言ってくれる、そんな「すごく良い先輩」だと思ってます。
これから僕自身続けて行くにあたって、体が動かなくなってくる歳(20代後半)だと思うんですけども、「良いお手本になってくれてる(高橋)先輩がいるな」と思っています。
► これから休みにやりたいこと
東京に帰り、(※タカジョークです)カメラに気をつけながらふらふらする。(場内ウケる) フフッ。(満足そう)
あとは、8級のバッジテストを受けるつもりでいるので、それが2月の半ばにあって、それに向けて。さっき「ふらふらする」とは言いましたけど(笑)、練習をして。8級をしっかりとした演技で取れるように練習をしていきたいなと思っています。
あとは3月に沖縄に行けたらいいな、と。沖縄、1回も行ったことないので。生涯に1回はね、行ったほうがいいかな、と思うので行きたいです!