thanks to: NORAYA ノラヤ (NAHO YAMAMOTO) for her whimsically in-style frame
posted on June 23, 2016
title: 15-16フィギュアスケートなんとなく10大ニュース
リスト作成: 山内純子(山@ppsk8)
ただただ印象に残ったことを挙げました。
1) ISUグランプリシリーズ・中国杯 浅田真央(25) SP『素敵なあなた』 [女子シングル]
浅田選手の復帰初戦、どんなプログラムなのか、どういう構成なのか、世界が注目した試合でした。正直、こんなに出来るとは!!と嬉しい驚き、衝撃がありました。
2) 全日本選手権 西野友毬(22) FSオペラ『ラ・ボエーム』 [女子シングル]
全日本選手権は毎年、上位争いとは別に、引退する選手たちにも注目が集まります。中でも西野選手のフリーは第一滑走でパーフェクトな演技、みんなが泣きました。樋口先生の涙も印象的でした。間違いなくこの日の主役の一人でした。
3) 世界選手権 ガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン組(21/21、フランス)FD『Rain, In Your Black Eyes (by Ezio Bosso)』『To Build a Home (by The Cinematic Orchestra)』 [アイスダンス]
昨シーズン急激な飛躍を遂げ世界チャンピオンとなった二人ですが、今シーズンはパパダキス選手の脳震盪もありなかなか順調には行かず、やはり次の年は難しいのかなあと思っていましたが、本当に本当に素晴らしい演技素晴らしいプログラム、なんなのこの二人は!と心を鷲掴みにされました。
4) 四大陸選手権 パトリック・チャン(25、カナダ)FS『ショパンメドレー』 [男子シングル]
ただただ、良いものを見たと思いました。久しぶりにテレビの前でスタンディングオべーションをしました。「滑る」というのはこういうことを言うのだなあと。若い選手たちが高難度ジャンプの習得ばかりを目指してしまわないか少し心配になる時代に、このようなお手本を見せてくれたことはとても意味があると思いました。
5) 怪我(ネイサン・チェン、羽生結弦、山本草太、中塩美悠など)
とにかく怪我の情報が多かったシーズンだと感じました。衝撃だったのは全米選手権でついに来た!と思われたチェン選手(17、アメリカ)の怪我。そして飛躍のシーズンになるであろうと思われた山本選手(16)、中塩選手(19)。世界ジュニア選手権では女子シングルの優勝候補が二人も怪我で途中棄権という事態に。そして羽生選手(21)も度重なる怪我との戦い、心配です。どの選手も、焦らず怪我を治して、元気な姿を見せてほしいです!
6) ロベルタ・ロデギエーロ(26、イタリア)SP映画『プリティウーマン』 [女子シングル]
今シーズンの印象的なプログラムと言えばこれです。世紀の変曲として記録しておきたいと思いました。しかし彼女はこのプログラムで大活躍。代表作になったりして。。。
☞ 欧州選手権SP 検索キー: RODEGHIERO European 2016 SP
7) 宮原知子(18)の全試合 [女子シングル]
こんなにもノーミスを繰り返す選手っているのですか?これまでの全選手のノーミス試合数を数えて比べてみたくなりました。手始めにミッシェル・クワンさん(アメリカ)と比べたデータを⋯誰かお願いします。ミスが少ないと、本来プログラムで表現したいものが良く伝わり、結果としてGOE(技の出来映え点)やPCSの積み上げに繋がっていると思いますし(宮原選手の場合それでもまだ低いと感じることが多いですが)、ジャンプに不安がないことで、表現面の強化にも力を入れることが出来るというのは本当に強みですね。
☞ icenetwork 公式動画 四大陸選手権SP『Firedance(リバーダンスより)』
☞ icenetwork 公式動画 四大陸選手権FS『ため息』
8) チーム濱田 [女子シングル]
濱田美栄コーチの手腕に注目が集まったシーズン。テレビや雑誌のインタビューも本当にたくさんお見かけしました。ブライアン・オーサー(カナダ)のチーム、邦和スポーツランドの長久保チームなど、やはりチーム内で切磋琢磨するというのはお互いに良い作用があるのですね。
9) アメリカ
アメリカが本気を出してきたなというのが印象に残りました。世界選手権の開催、チームチャレンジカップの開催、アメリカが盛り上がりを取り戻しつつあり、嬉しい限りです。冬季五輪の招致を予定しているのか??と感じたほどでした。若手選手たちの活躍にも期待です。
10) フジテレビ鈴木(芳彦)アナの覚醒
これまでフィギュスケート実況で人気のあった先輩西岡(孝洋)アナをも唸らせるスケオタアナウンサーが、「フィギュアスケートTV」でそのオタクっぷりを大いに発揮。ペア・アイスダンスについて熱く語る姿は、我々の胸をも熱くさせるものがありました。
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